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2022/05/11

ヤング・サグ/ガンナら、米ジョージア州のRICO法違反の共謀などの罪で起訴

 米ビルボードが入手した文書によると、米ジョージア州アトランタのラッパー、ヤング・サグが、同州のRICO法違反を共謀した罪やストリート・ギャング関連容疑などで2022年5月9日に起訴された28人の1人であることが分かった。
 
 ヤング・サグことジェフリー・ラマー・ウィリアムスは、アトランタのダウンタウンのすぐ北にある地区、バックヘッド(Buckhead)の自宅で逮捕された。現在彼はフルトン郡拘置所に拘留されている。

 拘置所の記録によると、共謀罪は2013年、ギャング罪は2018年にさかのぼる。ヤング・サグは、アトランタで“2012年後半に始まった犯罪的ストリート・ギャング”であるヤング・スライム・ライフの3人の創設者の1人とされていると起訴状に書かれている。このギャングは、全国的な組織であるブラッズに所属していると当局は述べている。罪状は、“殺人、暴行、暴力の脅迫を含む恐喝行為を通じ、(ギャング組織の)評判、権力、領域を維持、保護、強化したこと”となっている。

 ヤング・サグの弁護士であるブライアン・スティールは、地元メディアに対し、「ウィリアムス氏は何の犯罪も犯していない」と述べ、「彼の無実を晴らすために最後の血の一滴まで闘う」と続けた。現地時間の5月10日午前11時半にサグの初公判が開かれた。

 また、9日には同じくアトランタのラッパーであるガンナ(本名セルジオ・キッチンズ)と、ラッパー志望のクリスチャン・エッピンジャー(Christian Eppinger、2月にアトランタ警察の警官を6回銃撃した罪で既に刑務所に入っていた)も起訴された。米ABCニュース、NBCニュース、USAトゥデイによると、ガンナはRICO法違反の共謀で起訴状に名前が挙がっている。彼が逮捕されたかどうかはまだ明らかにされていない。

 ヤング・サグとガンナは、2021年4月に自分で費用を負担することができない“ロー・レベル”受刑者30人のために保釈金を支払った。

 ヤング・サグのレコード・レーベルは、YSL RecordsまたはYoung Stoner Life Recordsと呼ばれてきた。このレーベルは所属アーティストを“スライム・ファミリー”の一員と呼び、2021年4月には『Slime Language 2』というコンピレーション・アルバムが、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で1位を獲得している

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