2022/04/30 11:00
今週の洋楽まとめニュースは、マシン・ガン・ケリーに関する話題から。ラッパーとして音楽活動をスタートさせたマシン・ガン・ケリー(MGK)だが、ここ最近はポップ・パンク・リバイバルの立役者としてのイメージがすっかり定着し、ブリンク182のトラヴィス・バーカーと共に『ティケッツ・トゥ・マイ・ダウンフォール』と『メインストリーム・セルアウト』という2枚のポップ・パンク・アルバムを制作し商業的に大成功を収めている。
そんなMGKが2022年4月27日にYouTubeで公開された『Audacy Check In with Kevan Kenney』のインタビューで次の作品では自身の原点に立ち返るつもりだと明かした。次のアルバムは、自身の最初の4つのフル・アルバム、2012年の『レイス・アップ』、2015年の『ジェネラル・アドミッション』、2017年の『ブルーム』、そして2019年の『ホテル・ディアブロ』に近いラップ・アルバムになると彼は語っている。
マシン・ガン・ケリー、次のアルバムではラップに回帰すると語る
2022年4月24日、ホールジーが、自身の健康状態に関する最新情報をSNSでファンと共有し、少しの間姿を消すかもしれないと述べた。ベッドからの写真をインスタグラム・ストーリーズに投稿したホールジーは、「ここ数週間、新たな課題に対処するために入退院を繰り返しています。【グラミー賞】とか【コーチェラ】とか、なるべく普通に過ごそうと努力していますが、身体から強い抵抗を受けています。そして最終的には、今回はペースを落とすか本当にやめることを要求されています。特にツアーにベストな状態で臨めるように」と綴った。
インスタでは2,920万人のフォロワーがいるホールジーはまた、「慢性疾患は複雑な謎です。もし私の行方が分からない、もしくは分からなかったとしても、個人に対する当てこすりと受け取らないでください。困難な状況下でできる限りのことをしています。仲間のスプーニーたち(慢性疾患を持つ患者を指すスラング)のためにこれを共有します。光るもの全てが……(金だとは限らない)」と続けている。
ホールジー、入退院を繰り返しているためしばらく姿を消すかもしれないと投稿
スウェーデンのラジオ局のインタビューに応じたミック・ジャガーが、ロックの現状や特に今誰がこのジャンルに命を吹き込んでいると考えているのかについて語った。英紙『The Independent』によると彼は、「ロックにはエネルギーが必要で、これまでは新しいロック・シンガーがあまりいなかった。今は数人いるね」と語り、有望な若手アーティストとして、「ヤングブラッドとマシン・ガン・ケリーがいるじゃないか。ああいったポスト・パンクのバイブスが、ロックンロールにまだ少しは命があると思わせてくれる」と述べた。
78歳のミックは、ザ・ローリング・ストーンズの60周年記念ツアーについても触れ、それがバンドの最後のツアーになるとは考えていないとファンを安心させた。彼は、「最後のツアーになるとは思っていない。ツアーに出るのが大好きなんだ。楽しめていなかったらやっていないと思う。ステージに出て、自分が向いていることをするのが楽しいんだ。向いてるんだよ。みんなに楽しんでもらいたいし、人生の悩みを2、3時間忘れて、ただチル・アウトして素晴らしい午後と夜を過ごしてもらいたいんだ」と語っている。
ミック・ジャガー、現代のロック・シーンに命を吹きこんでいると思う若手アーティストを明かす
さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートでは、ハリー・スタイルズの「アズ・イット・ワズ」が返り咲き、2週目の首位を獲得。5月20日に発売される新作『ハリーズ・ハウス』からのリード・シングルとしてリリースした「アズ・イット・ワズ」は、4月16日付で自身初のNo.1デビューを飾り、先週ジャック・ハーロウの新曲「ファースト・クラス」(今週2位)にその座を奪われるも、安定したポイントを維持して今週再びトップに立った。
首位獲得は「ウォーターメロン・シュガー」(2020年8月15日付)に続く2曲目だが、同曲は1週どまりで、2週を超えたのは「アズ・イット・ワズ」が初の快挙。また、ワン・ダイレクションのメンバーからソロとして1位を獲得したのは、2016年2月に「ピロウトーク」をNo.1デビューさせたゼインに続く2人目だが、この曲も1週どまりで、首位獲得曲数、首位獲得週も2週目に更新したハリーが最多となる。
他には、7位に4月15日にリリースされたモーガン・ウォレンの新曲「ドント・シンク・ジーザス」がデビューし、6位に初登場した「7サマーズ」(2020年8月)、9位に初登場した「ウェイステッド・オン・ユー」(2021年1月)に続く3曲目のTOP10入りを果たした。
【米ビルボード・ソング・チャート】ハリー・スタイルズ「アズ・イット・ワズ」通算2週目の首位、モーガン・ウォレン初登場7位
そして、アルバム・チャートでは、タイラー・ザ・クリエイターの『コール・ミー・イフ・ユー・ゲット・ロスト』が約9か月ぶり、通算2度目の首位を獲得した。『コール・ミー・イフ・ユー・ゲット・ロスト』は昨年の6月25日にリリースされたタイラー・ザ・クリエイターの6枚目のスタジオ・アルバムで、翌7月10日付で前作『イゴール』に続く2作目の1位を獲得した。しばらくTOP10にはランクインしていなかったが、今週の集計期間中にアナログ盤(LP)がリリースされたことでユニット数が前週から507%増加の59,000に上昇し、120位から1位にジャンプアップした。
アナログ盤のリリース効果で1位に復帰したのは、テイラー・スウィフトの『エヴァーモア』(2021年6月12日付)、同じくテイラーの『フィアレス(テイラーズ・ヴァージョン)』(2021年10月16日付)、そして今週5位にランクインしているオリヴィア・ロドリゴの『サワー』(2021年9月4日付)に続く4作目の快挙。1位へのジャンプアップ記録としては、その『フィアレス(テイラーズ・ヴァージョン)』が157位から浮上して以降最大で、前回1位を獲得してからのブランクとしては、ルーク・コムズの『ホワット・ユー・シー・イズ・ホワット・ユー・ゲット』が2020年11月7日付で約1年ぶりに首位復帰して以来の最長記録となる。
【米ビルボード・アルバム・チャート】タイラー・ザ・クリエイター、アナログ盤発売により約9か月ぶりに首位返り咲き
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