2022/04/22
キャリアを開始して以来、自身の音楽やイメージ、そして自分自身の境界を押し広げることに注力してきたジャネール・モネイが、今度は性別という二択の境界をも取り払おうとしている。ジェイダ・ピンケット・スミスが司会を務める『レッド・テーブル・トーク』の最新エピソードに登場したジャネールは、自身のジェンダー・アイデンティティについて口を開き、正式にノンバイナリー(女性にも男性にも分類されないジェンダー)であることをカミングアウトした。
彼女は、「私はノンバイナリーですから、自分のことを女性だけとしては見ていません。神とは、“彼”や“彼女"よりもずっと大きな存在だと感じています。そして、もし私が神から来たのなら、私は全てなのです」と、ジェイダと、共同司会を務めているジェイダの母親のエイドリアン・バンフィールド=ノリスと娘のウィロー・スミスに語った。
彼女は、自身をもはや女性としてのみ認識していないからといって、フェミニズムや女性の解放を促進するためのコミットメントが変わったわけではないことをすぐに指摘した。「私は常に、常に女性の味方であり続けます。常に黒人女性の味方であり続けます。ただ、自分の存在が完全に二者択一を超えたところに見えているだけのことです」と彼女は述べている。
ジャネールは以前、自身がノンバイナリーであることをほのめかしていた。2020年1月、彼女は“#IAmNonbinary”というハッシュタグをツイートしたことから、多くのファンが彼女が正式にカミングアウトしたものと真に受けた。しかしその後公開されたThe Cutとのインタビューで、彼女はこのハッシュタグをツイートした意図について、自己宣言というよりも、クィア・コミュニティーへのサポートの意味合いが強かったと語った。「(そのハッシュタグが)心に響いたんですよね。キャリアの初期からジェンダーの境界線を押し広げてきた者としては特に」と彼女は当時語っていた。
なぜ今カミングアウトしようと思ったのかについてジャネールは、何かを公にする前に、まずはプライベートで自分らしさを認めるようアドバイスされたからだと述べた。彼女は、「”世間と共有する前に、まず自分が解決すべきことを解決しておかないと、世間と一緒に解決することになるよ”と言われたんです。そうなってしまうのが嫌だったんですよね」と語っている。
2018年4月26日に公開された米誌ローリング・ストーンで彼女は、自身を“パンセクシャル”(汎性欲主義者)であると位置付けていると発言し、「アメリカのクィアな黒人女性で、男性とも女性とも付き合ったことがある自分は、“超自由”だと思っています」と述べていた。
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