2022/04/17
2022年4月13日公開(集計期間:2022年4月4日~4月10日)のBillboard JAPAN週間シングル・セールス・チャート“Top Singles Sales”で、櫻坂46『五月雨よ』が452,752枚を売り上げて、首位を獲得した。
4thシングルとなる本作の表題曲は、グループ最年少の山﨑天がセンターを務めている。またカップリングには、欅坂46時代からの中心メンバーで、本作でグループを卒業する渡邉理佐がセンターを担当する「僕のジレンマ」などが収録されている。
本作は、シングル過去3作の初週売上を上回る452,752枚を売り上げ、初登場1位を獲得した。なお過去3作の初週売上は、1stシングル『Nobody's fault』(2020/12/9リリース)が414,024枚、2ndシングル『BAN』(2021/4/14リリース)が405,360枚、3rdシングル『流れ弾』(2021/10/13リリース)が407,334枚だった。
本記事では『五月雨よ』の販売動向をSoundScanJapanのデータを使用し調査する。図1(https://www.billboard-japan.com/d_news/image/111084/2)は、『五月雨よ』と過去3作の実店舗での発売初週の地域別販売比率をグラフ化したものだ。また、一般的なシングルと比較するため、2021年に販売されたシングルの地域別販売比率を全シングルとしてグラフに追加している。
割合としては、1stシングルの『Nobody's fault』から大きな変動はなく、4作とも関東が半分前後を占めている。特に『五月雨よ』の関東の割合は、過去最高となる54.5%を記録している。関東以外に前作から割合を伸ばした地域は北海道(2.8%)のみで、関東での支持の強さがうかがえるグラフとなった。またその他の地域も、中部(9.9%)が初めて10%を切った以外は、他3作との差は最大でも2%以内となっており、安定した人気をキープしていることがわかる。
ちなみに、今作の表題曲「五月雨よ」は、当週ストリーミングの集計で3,636,327回再生を記録しており、この数字は櫻坂46の楽曲の週間再生数としては過去最高となる。一部ストリーミング・サービスでのキャンペーン実施の効果ももちろんあると考えられるが、CDセールス、ストリーミングともに、今作はグループの飛躍を象徴した結果になったと言えるだろう。
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