2022/04/06
3億1,000万人以上のインスタグラム・フォロワー数を誇るセレーナ・ゴメスは、最もフォローされている人物の一人だが、彼女は5年近くもインスタグラムにログインしておらず、インターネットも利用していないそうだ。
メンタル・ヘルス情報サイトWondermindを立ち上げたことを発表した29歳の歌手兼女優のセレーナは、現地時間2022年4月4日に米TV番組『グッド・モーニング・アメリカ』に出演し、ソーシャル・メディアから離れることを決めたことで良い方向に大きく転じた自身のメンタル・ヘルスについて語った。彼女は、「私は4年半の間、インターネットを利用していません」と同番組で語り、「そうすることで、私の人生は完全に変わりました」と続けた。
彼女は、自身のコンテンツのキュレーションに関してチームをサポートするが、彼女自身が投稿ボタンを押すことはないと説明した。「私はより幸せになり、より今を生き、より多くの人と繋がっています」と述べ、「自分が普通だと思わせてくれるんです」と明かした。
セレーナは双極性障害と診断されたことや不安との闘いについて過去に打ち明けており、スポットライトが当たる生活によって悪化したと語っていた。より健康になるということは、そのようなライフスタイルからできるだけ自分を切り離す方法を見つけることを意味した。「今の自分の精神状態が信じられません。ただ、そこから自分を切り離すために、必要な手順を踏んだからなんです……だって普通じゃないんですから」と彼女は名声について語った。
Wondermindは、メンタル・ヘルスの支援を受けるのは恥ずべきことではなく、誰もが受けられるように変わっていくことを目的に、セレーナ、彼女の母であるマンディ・ティーフィー、実業家のダニエラ・ピアーソンの3人により設立された。同サイトでは、ニュースレターを配信し、今後ポッドキャストや人々が“メンタル・フィットネス”を実践するために使える心理学的実践や手段を提供する予定だ。
「もし私が何かで知られるようになるとしたら、単に人々を気にかけていることであって欲しいです」とセレーナは語った。「私は本当に、人々が理解され、見られ、聞かれることを望んでいます。ベッドから出たくないと思ったあの頃にWondermindのようなものがあれば、たとえたどり着くまでに数分かかったとしても、そこにあるものですし、本当に気分が安らぎます」と説明した。
また、彼女は今年30代に突入する心境についても語り、「一人で、自立して、強く、自信を持って、この章に突入することにこれ以上の喜びはありません。それが私が望むすべてです。ワクワクしています」と述べた。
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