2022/03/06 14:00
2022年3月2日公開(集計期間:2022年2月21日~2月27日)のBillboard JAPAN週間アルバム・セールス・チャート“Top Albums Sales”で、宇多田ヒカル『BADモード』が93,870枚を売り上げ首位を獲得した。
『BADモード』は、宇多田ヒカルにとって、2018年6月にリリースした『初恋』以来、3年7か月ぶりとなるオリジナルアルバム。楽曲の制作には、A・G・クック、フローティング・ポインツ、スクリレックス、小袋成彬ら国内外のアーティストが参加しており、4曲のボーナストラックを含む全14曲が収録されている。
本作は、2022年1月19日より各ダウンロード・サイトおよびストリーミング・サービスにて先行配信がスタート。2022年1月26日公開(集計期間:2022年1月17日~1月23日)のダウンロード・アルバム・チャートでは、1位デビューを果たした。また、CDがリリースされた2月23日を集計に含む2022年3月2日公開チャートでは、アルバム・セールス・チャートで初登場首位を獲得したほか、ダウンロード・アルバム・チャート“Download Albums”では前週3位から2位にワンランクアップ、総合アルバム・チャート“HOT Albums”でも、本作初の首位を獲得した。
本記事では『BADモード』の販売動向をSoundScanJapanのデータを使用し調査する。図1(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/https://www.billboard-japan.com/d_news/detail/108770/2)は、『BADモード』と『初恋』の実店舗での発売初週の地域別販売比率をグラフ化したものだ。また、一般的なアルバムと比較するため、2021年に販売されたアルバムの地域別販売比率を全アルバムとしてグラフに追加している。
グラフを見てみると、まず『BADモード』も『初恋』も、一般的な販売比率と似たような結果になっていることがわかる。『BADモード』は、全アルバムに比べ甲信越、北陸、中部、近畿、四国の割合が高くなっているが、最も差があった四国でも0.8%と、その差は1%未満だった。
また『初恋』と比べると、北海道、東北、甲信越、北陸、近畿、中国、四国の7つの地域で割合が微増。一番伸びが良かった地域は近畿で、1.2%増加した。1か月以上前から先行配信があったにも関わらず、多くの地域で割合が伸びていることから、ぜひ実店舗でCDを手に入れたいと考えたファンや、先行配信で興味を持ったリスナー、先行配信されていることを知らずに実店舗で『BADモード』に出合ったユーザーなど、さまざまなタイプの人々が全国で本作を購入したことが考えられる。
現在『BADモード』は、ダウンロード・アルバム・チャートで6週連続トップ5をキープしている。CDのリリースをきっかけに、本作のさらなるロングヒットに期待したい。
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