2022/02/12 11:00
今週の洋楽まとめニュースは、【第94回アカデミー賞】に関する話題から。現地時間2022年2月8日、【第94回アカデミー賞】の候補が発表され、ビヨンセが<歌曲賞>に正式にノミネートされた。彼女は、映画『ドリームプラン』の主題歌「Be Alive」で同部門の候補となった。ビヨンセは、2021年の【アカデミー賞】で映画『ライオン・キング』の「スピリット」がショートリスト入りしたもののノミネートは逃したため、今回が初のノミネーション。ビヨンセのファンは「ビヨンセへ、これは【アカデミー賞】でパフォーマンスしなければならないということだって分かってるよね」など、SNSで愉快な投稿を共有し、この快挙を祝福した。また、ビリー・アイリッシュと彼女の兄でプロデューサーのフィニアス・オコネルは映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の主題歌で、今回【アカデミー賞】に初ノミネートされた。二人が候補にあがっている<歌曲賞>には、他にも、ヴァン・モリソン、リン=マニュエル・ミランダ、ダイアン・ウォーレンがノミネートされている。
【第94回アカデミー賞】ビヨンセの初ノミネートにファン歓喜
【第94回アカデミー賞】ビリー・アイリッシュ/リン=マニュエル・ミランダなどがノミネートに感謝
スヌープ・ドッグが、【第56回NFLスーパーボウル】が開催される米カリフォルニア州ロサンゼルス郊外のイングルウッドにある自身のスタジオからAP通信のインタビューに応じた。彼は、2月13日にドクター・ドレー、エミネム、ケンドリック・ラマー、メアリー・J.ブライジと共に、ハーフタイム・ショーのステージに立つ予定だが、パフォーマンスについて心配になるのは行った後だろうと述べている。彼は、「パフォーマンス中は、その状況が決して自分のパフォーマンスに影響しないようにします」と語った。「終わった後の反応を見るとき、それが私が緊張するときです。でも、パフォーマンスの最中は、何ともありません」と断言した。また、地元で開催される【スーパーボウル】でパフォーマンスすることで“念願の夢が叶った”と彼は言う。また、友人でもある伝説のミュージシャンたちとステージを共にするのが楽しみだそうだ。50歳になるスヌープは、「私たちは皆、一つです。私たちは皆、一致団結しています。しっかりと考えてみたとき、私たちに必要なのは分裂や分離ではなく協力することだと、世界が理解するべきなんです」と続けた。
【第56回NFLスーパーボウル】スヌープ・ドッグ、地元開催のハーフタイム・ショー出演で“念願の夢が叶った”
2月8日に英ロンドンのO2アリーナにて開催された【ブリット・アワード】で、アデルが<アーティスト・オブ・ザ・イヤー>、<ソング・オブ・ザ・イヤー>、<アルバム・オブ・ザ・イヤー>の3部門を受賞した。ファン投票によって決定する<ポップ/R&B・アクト>にもノミネートされていたが、同賞はデュア・リパに贈られた。アデルが<ソング・オブ・ザ・イヤー>と<アルバム・オブ・ザ・イヤー>を受賞するのは今年が3度目となる。2012年に『21』と2016年に『25』で<アルバム・オブ・ザ・イヤー>に輝いた彼女は、同賞を3度授与された史上初のソロ・アーティストなった。また、スタジオ・アルバム3作連続での受賞はコールドプレイ以来、歴代2組目となった。今年はファン投票による部門が4つあり、デュア・リパが<ポップ/R&B・アクト>、サム・フェンダーが<ロック/オルタナティブ・アクト>、ベッキー・ヒルが<ダンス・アクト>、デイヴが<ヒップホップ/グライム/ラップ・アクト>に選ばれた。受賞者はTikTokを通じたファン投票によって決定した。サム・フェンダーは2年前に<BRITsライジング・スター>に選出されており、デイヴは同じく2年前に『サイコドラマ』で<アルバム・オブ・ザ・イヤー>を受賞していた。
【ブリット・アワード2022】アデル3冠、エド・シーランは<ソングライター・オブ・ザ・イヤー>初受賞者に
さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートでは、ディズニー映画『ミラベルと魔法だらけの家』のサウンドトラックから、カロリーナ・ガイタン、マウロ・カスティーリョ、アダーサ、レンジー・フェリズ、ダイアン・ゲレーロ、ステファニー・ベアトリス、エンカント・キャストによる「秘密のブルーノ」が2週目の首位を獲得した。「秘密のブルーノ」の主要ポイントは今週も上昇率が良く、ストリーミングが3,760万回(8%増加)、セールスが13,600(10%増加)、エアプレイが360万回(132%増加)にそれぞれ増加。ストリーミング・ソング・チャートでは5週目の首位をキープ、デジタル・ソング・セールス・チャートでは今週最も伸びた曲に贈られるSales Gainerを獲得して、3位から2位に浮上した。セールスの上昇には、iTunes Storeでの値引き効果が反映している。ディズニー・アニメーション映画の楽曲が1位を獲得するのは、映画『アラジン』よりピーボ・ブライソン&レジーナ・ベルの「ホール・ニュー・ワールド」(1993年3月6日)以来29年ぶりで、2週以上を記録したのは「秘密のブルーノ」が史上初のタイトル。
【米ビルボード・ソング・チャート】映画『ミラベルと魔法だらけの家』から「秘密のブルーノ」が2週目の首位
そしてアルバム・チャートでも、『ミラベルと魔法だらけの家』のサウンドトラックが通算4週目の首位をキープした。昨年末にディズニープラスで配信が始まった反響を受け、発売から2か月後の2022年1月15日付チャートで1位を獲得した『ミラベルと魔法だらけの家』は、翌22日付を逃がして29日付、2月5日付、そして今週12日付の計4週の首位を記録。前週から2%ほど減少したものの、週間ユニットも横ばいの113,000で安定している。今週獲得した113,000ユニットのうち、アルバム・ストリーミング(SEA)が93,000、トラックによるユニット(TEA)が3,000、アルバム・セールスは16,000で、全体の9割近くをストリーミングが占めた。セールスは16%減少したが、ストリーミングは先週の1億3,851万回から1億3,952万回に若干数増加している。続いて2位には、ザ・ウィークエンドの『ドーンFM』が先週の4位から上昇し、初登場週(1月22日付チャート)の最高位に復帰した。今週は集計期間の1月28日にCDがリリースされたため、セールスが前週から2,547%増加の37,000に跳ね上がり、週間ユニットも63%増加の70,000に急増した。
【米ビルボード・アルバム・チャート】『ミラベルと魔法だらけの家』サントラ4週目のNo.1、ザ・ウィークエンド最新作2位へ再浮上
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