2022/02/05 11:00
今週の洋楽まとめニュースは、【ブリット・アワード2022】に関する話題から。現地時間2022年2月1日、アデルが【ブリット・アワード2022】でパフォーマンスすることを発表した。彼女はピントがぼけた笑っている自身の写真をSNSに投稿し、「こんにちは。来週【ブリッツ】でパフォーマンスすることをお知らせできて本当に嬉しいです!!」とキャプションに綴った。「それと、ロンドン滞在中にグラハム(・ノートン)に会って、ソファでおしゃべりするつもりです!とても楽しみにしています!あと、(恋人の)リッチ(・ポール)がよろしくと言ってました」と続けた。【ブリット・アワード2022】は、2月8日に英ロンドンのO2アリーナで開催される。アデルの他に、エド・シーラン、デイヴ、ホリー・ハンバーストーン、リアム・ギャラガー、リル・シムズ、サム・フェンダーのパフォーマンスが決定している。ドージャ・キャットはクルーの“複数”のメンバーが新型コロナウイルスに感染したため、同授賞式でのパフォーマンスを中止すると発表している。また、今年の【ブリット・アワード】では、アデル、エド・シーラン、デイヴ、リル・シムズが最多となる4部門にノミネートされている。
2月1日、ミッキー・ガイトンが米カリフォルニア州イングルウッドで開催される【第56回NFLスーパーボウル】で国歌独唱することが発表された。現地時間2月13日に行われる試合では、ロサンゼルス・ラムズが本拠地のSoFiスタジアムでシンシナティ・ベンガルズと対戦する。ガイトンは「神を見て。非常に驚きましたし、感謝していますし、賛美の踊りをしています……2月13日に#SBLVIで国歌独唱するのを本当に楽しみにしています!@nfl @nbcsports」とインスタグラムに喜びを綴っている。さらには当日、ジェネイ・アイコがアメリカ愛国歌「America the Beautiful」、ゴスペル・デュオのメアリー・メアリーが「Lift Every Voice and Sing」が歌唱することも明らかになった。また、プレーヤーたちのウォームアップ中のDJをゼッドが担当することが決定した。ハーフタイム・ショーでは、ドクター・ドレー、スヌープ・ドッグ、エミネム、メアリー・J.ブライジ、ケンドリック・ラマーらヒップホップ界の重鎮が一堂に会し、NFL、ペプシとロック・ネイションのパートナーシップによって行われるパフォーマンスで、初めて同じステージに立つ。
【第56回NFLスーパーボウル】ミッキー・ガイトンが国歌独唱、ジェネイ・アイコ/ゼッドの出演決定
2月2日、デヴィッド・クロスビー、グラハム・ナッシュ、スティーヴン・スティルスが、ニール・ヤングを支持するため、所属レーベルに対しSpotifyからCSNYの楽曲を削除するよう要請したことがわかった。また、ナッシュが「友人のニール・ヤングに完全に同意し、支持する」と声明を発表し、Spotifyからソロ楽曲を削除する事を望んでいると彼の担当者が認めた翌日、クロスビーとスティルスもソロ名義の楽曲をプラットフォームから削除するよう要求した。共同声明で彼らは、「私たちはニールを支持し、Spotifyのジョー・ローガンのポッドキャストで危険な誤情報が配信されていることに同意します」とコメントした。「私たちは常に異なる意見を大切にしていますが、この世界的なパンデミックの中、故意に誤情報を広めることは致命的な結果を招きます。人類への配慮と商業のバランスが取れるような真の行動が起こされるまで、私たちの音楽、あるいは私たちが一緒に作った音楽をこのプラットフォームで提供したくありません」と続けた。ヤングとSpotifyの一件は、ヤングが1月24日に発表した公開書簡の中で、ジョー・ローガンが誤情報を流した事を理由に、自身のカタログをSpotifyから削除することを要求したことから始まった。
クロスビー、スティルス&ナッシュ、ニール・ヤングを支持するためにSpotifyから楽曲削除を要請
さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートでは、映画『ミラベルと魔法だらけの家』のサウンドトラックから「秘密のブルーノ」が1位を獲得した。2021年12月24日にディズニープラスで配信が開始された反響を受け、翌2022年1月8日付チャートで50位に初登場した「秘密のブルーノ」は、15日付で5位、22日付で2位まで上昇。29日付では2位をキープし、今週登場5週目でトップに立った。主要ポイントの上昇率も高く、前週から8%増加の3,490万回を記録してストリーミング・ソング・チャートでは4週目の首位をキープ。iTunesでの値引き効果もあり、32%増加の12,300ダウンロードを記録してデジタル・ソング・セールス・チャートでは3位にランクインした。セールス・チャートでは、今週最も売り上げが伸びた曲に贈られるSales Gainerを獲得している。ディズニー作品はラジオでのプロモーションを積極的に行っていないが、一部のラジオ局では限定的に流していて、週間エアプレイも先週の457,000から239%増加の150万に急増している。ディズニー・アニメーションのサウンドトラックから1位を獲得するのは、映画『アラジン』よりピーボ・ブライソン&レジーナ・ベルの「ホール・ニュー・ワールド」(1993年3月6日)以来29年ぶり、2曲目となる。
【米ビルボード・ソング・チャート】映画『ミラベルと魔法だらけの家』から「秘密のブルーノ」No.1獲得、ディズニーアニメ映画楽曲としては2曲目の快挙
そしてアルバム・チャートでも、『ミラベルと魔法だらけの家』のサウンドトラックが3週目の首位をキープした。先週1位に返り咲いた『ミラベルと魔法だらけの家』は、今週アルバム・ストリーミング(SEA)が11%増加の93,000(1億3,851万回)、トラックごとのユニット(TEA)が17%増加の3,000、アルバム・セールスが10%増加の19,000にそれぞれ上昇し、それらを総合した週間ユニットも前週から11%増加の115,000を記録して、通算3週目のNo.1を獲得した。過去10年間で映画のサウンドトラックが3週以上首位を獲得したのは、同ディズニー作品の『アナと雪の女王』(2014年 / 13週)、ケンドリック・ラマーによる『ブラックパンサー:ザ・アルバム』(2018年 / 3週)、レディー・ガガ&ブラッドリー・クーパーの『アリー/スター誕生』(2018~19年 / 4週)の3作のみで、『ミラベルと魔法だらけの家』はそれに続く4作目の快挙となる。続いて2位には、ヤングボーイ・ネヴァー・ブローク・アゲインの新ミックステープ『カラーズ』が初登場。同チャート1位を獲得した3枚目のスタジオ・アルバム『Sincerely, Kentrell』(2021年9月)からわずか4か月でのリリースで、わずか4年間で8作をTOP10に送り込むという大記録を打ち出した。
【米ビルボード・アルバム・チャート】『ミラベルと魔法だらけの家』サントラ3週目の首位、ヤングボーイ・ネヴァー・ブローク・アゲインが2位に続く
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