2022/01/30
2022年1月31日付のBillboard JAPAN週間“Top Albums Sales”で、優里『壱』が11,685枚を売り上げ、3位を獲得した。(集計期間2022年1月17日~2022年1月23日)。
優里は、『ドライフラワー』で2021年年間Billboard JAPAN "JAPAN Hot100"で総合首位を獲得、同曲は"Download Songs"、“Streaming Songs”でも年間首位を獲得し、デジタル領域での絶大な人気を誇っている。また同曲はカラオケ指標でも年間首位を獲得している。『壱』は、優里の1stアルバムで、2022年1月12日にリリースされ、初週“Top Albums Sales"で37,222枚を売り上げ4位を獲得、同集計期間の"Download Albums"では首位を獲得した。そして2週目も勢いは衰えず、11,685枚を売り上げ“Top Albums Sales"の順位を1つ上げ3位を獲得し、フィジカル領域でもロング・セールとなる事を予感させるチャートアクションを見せている。
ここでは、優里『壱』の販売動向をSoundScanJapanのデータを使用し調査してみた。まず、『壱』の実店舗の地域別での販売比率をグラフ化したのが図1(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/108260/2)である。また、一般的なアルバムの地域別の販売比率と比較するため2021年に販売されたシングルの地域別の販売比率を全アルバムとしてグラフに追加している。
結果としては関東地方を除く全ての地方で全アルバムよりも高い販売比率を示しており、特に甲信越地方6.1%(以下かっこ内全アルバム:4.0%)、四国地方3.1%(2.1%)、東北地方10.3%(7.4%)、北陸地方3.2%(2.4%)、中国地方6.0%(4.8%)と、比較的人口が少ない地方で全アルバムよりもかなり高い値を示している。これからも『壱』は優里の場所に依存しないデジタル領域の強さの影響もあり、全国で満遍なく購入されている事がわかる。
デジタル領域を中心に現在の音楽業界で人気を揺るがないものにしている優里だが、アルバム『壱』はロング・セールとなる気配を見せており、彼のフィジカル領域における今後の活躍にも注目したい。
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