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2013/03/15

“ヴォーグ”表紙を飾った初のラッパー、MTVの順位に不満もらす

 ニューヨーク出身のラッパー、エイサップ・ロッキーが、雑誌“ヴォーグ”の表紙を飾った初のラッパーとなった。

 イタリアの男性ファッション誌『ルオモヴォーグ』3月号の表紙を飾っているエイサップは、ストリート色を取り入れつつ、流行の最先端をいくファッションを披露。ファッション・ショーの最前列やランウェイ上、デザイナー達と会話する人物たちに見られるファッションよりも、彼のクールなスタイルはずっと流行りそうにみえる。

 エイサップは、「見てのとおり俺はまだ若い。それで“ヴォーグ”の表紙を飾る最初のラッパーになるなんて誇らしいよ。夢みたいだね。まさか金の歯で、髪を編んだハーレム出身の黒人小僧を“ヴォーグ”の表紙にするとは思ってもみなかった。言ってることわかるだろう?」とLAの人気ラジオ局Power 106の番組『ビッグ・ボーイズ・ネイバーフッド』で語った。

 また、ツヤのあるドルチェ&ガッバーナの黒いスーツにゴールドのシャツ姿で“ヴォーグ・デビュー”している彼は、MTVの“ホッテストMCリスト”で8位という不本意な順位になったことにも触れた。

 「正直言って全く光栄じゃないよ。マジで、俺ぐらいの若いヤツがどれくらい自分のビデオをディレクションしてるっていうんだ? ヒップホップ・カルチャーとファッション・カルチャー両方に同時に影響を与えているんだぜ? なんで俺が8位なんだ? 俺はミックステープでVMA(MTVビデオ・ミュージック・アワード)のオープニングを飾ったし、ツアーも2本やった」と不満を漏らした。

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