2013/03/15 17:46
デイヴ・グロールは、自身が監督するドキュメンタリー映画『サウンド・シティ:リアル・トゥ・リール』のキャンペーンが終わり、“フー・ファイターズモード”に戻りつつあることを明かした。
3月13日に開催された【サウス・バイ・サウスウェスト映画祭(SXSW2013)】での上映前に、「そうだな、今ちょうど書いているところだよ。俺たちがレコードに取り掛かる際には、自分たちのペースでやると上手くいくんだ。早い時もあるし、少しかかる時もある」とビルボードに話したグロール。さらに、「次のレコードでやってみたいクレイジーなアイデアとそれをレコーディングする方法があるんだ。型破りなことさ。従来のレコードとは違うものになるよ」とも付け加えている。もちろん、それがどんな方法になるのかは触れていない。
一方、フー・ファイターズのドラマーで時折リード・シンガーを務めるテイラー・ホーキンスは、2011年の『ウェイスティング・ライト』に続く作品について「現時点ではデイヴの頭の中にあるだけだけど、沢山のアイデアがあると言っている。まだ要点を掴めてなく、どんな風になるかわからないけど、いつも少し違うんだ。良い意味でね」と話している。
同映画のサウンドトラックには、グロール、ホーキンスをはじめフー・ファイターズのメンバーたちと、スティーヴィー・ニックスやリック・スプリングフィールド、チープ・トリックのリック・ニールセン、ニルヴァーナのクリス・ノヴォセリックなどが参加しており、彼らが集結したコンサートも行なった。
グロールは、「映画の中で俺たちはセンスやコラボレーション、パフォーマンス、そして人間の要素について語っている。だから俺は、もっと進んでそれを別のレベルへ持っていきたくて、このプロジェクトをステージに持ち込んだんだ」とも話した。
なお、“サウンド・シティ・プレイヤーズ”の今後についてグロールは、「“じゃあ、次はツアーだな”とか“もっとショーをやるんだろう”って多くの人が言うんだ」と認めているものの、「神に誓って、そうだな……そのために左腕を差し出すよ。想像できると思うけど、それは“ハリウッド・スクエア”をツアーに持って行くようなものなんだ」とのこと。一方のホーキンスは、「それは高くつく冒険だね。お金を産むとは思えない。でも、もしかすると可能かもしれないよ、ショーは素晴らしかったからね」と続けている。
しかしながら、“サウンド・シティ・プレイヤーズ”の見納めはまだ先になるようで、グロールは笑いながら「オスカー・パティーで演奏するよ」と話した。
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