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2021/12/15

トリー・レーンズ、メーガン・ザ・スタリオンに発砲する前に「踊れクソアマ」と叫んだことを刑事が証言

 昨年メーガン・ザ・スタリオンを拳銃で撃った罪などで起訴されているラッパーのトリー・レーンズの裁判が2021年12月14日に始まり、彼がメーガンに発砲したとされる日の出来事に関する予審が開かれた。

 米誌ローリング・ストーンによると、検察側はレーンズことデイスター・ピーターソンが、2020年7月12日早朝にメーガンの足元に向けて半自動式拳銃を発砲したという主張を展開し、ある刑事は、発砲する前に彼が、「Dance b***h!(踊れクソアマ)」と叫んだと証言した。

 事件発生直後にメーガンから事情を聞いたロサンゼルス市警のライアン・ストグナー刑事は、「(彼女は)ピーターソン氏が銃を持っているのを見て、それから彼が撃ち始めるのを見た」と述べ、「メーガンはすぐに足に痛みを感じ、血を見て、地面に倒れ、隣の住宅の私道に這って行った。彼女は自分の怪我について、大量に出血していると説明した」と続けた。

 証言台でストグナー刑事は、銃撃した直後にトリーがメーガンに“謝罪”し、「彼女にお金を差し出し、何も言わないでほしいと懇願し、彼がすでに執行猶予中であることを口にした」と述べた。

 トリーの弁護人は反対尋問で、メーガンの証言とストグナー刑事の聴取戦術に疑問を投げかけた。「あなたはメーガンにその日の飲酒量を聞かなかったのですね?」と弁護人が尋ねると、刑事は「具体的には聞きませんでした」と答えた。すると弁護人は、「ですがアルコールは人の知覚や記憶力を低下させることを知っていますよね」と畳み掛けた。

 メーガンは銃撃事件後の数週間は、トリーが犯人であることを公にしていなかったが、2020年8月になってようやくSNSで彼に撃たれたことを明らかにした。

 その後、トリーは裁判所のメーガンに対する接近禁止命令に違反し、さらなるトラブルを引き起こしている。彼は今年7月に開催された【ローリング・ラウド・マイアミ】に参加し、彼女のパフォーマンス中にステージに乱入しようとしたほか、ダベイビーのステージでメーガンとのコラボ曲「Cry Baby」が流れている最中に、変装してステージに現れた。この時、彼女はまだフェスの敷地内にいた。この件により、彼の保釈金は19万ドル(約2,160万円)から25万ドル(約2,840万円)に増額された。

 有罪となった場合、トリー・レーンズは最大22年の懲役刑を受けることになる。

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