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2021/12/09

トラヴィス・スコット/オリヴィア・ロドリゴ/テイラー・スウィフトなど、Googleの“検索で振り返る2021”リスト入り

 2021年12月8日、Googleで今年最も検索されたキーワードをまとめた“Year in Search 2021”リストが発表された。アメリカ合衆国の急上昇ワードの<ミュージシャン&バンド>部門のトップはトラヴィス・スコット、<楽曲>部門のトップはオリビア・ロドリゴの「ドライバーズ・ライセンス」となっている。

 Googleの急上昇ワードは、2020年と比較して2021年に持続的にアクセス量が多かった検索を反映している。スコットは、<人物>部門でも4位に入っており、1位のカイル・リッテンハウス(2020年8月にウィスコンシン州で行われていた集会で男性二人を射殺した当時17歳の少年。2021年11月に無罪判決が出た)、2位のタイガー・ウッズ、3位のアレック・ボールドウィンに続いている。スコットの名前は、11月に地元の米ヒューストンで開催された【アストロワールド・フェスティバル】で、数百人の負傷者と10人の死者を出すという惨事を起こして以来、ここ2か月間注目を集め続けている。

 米国の<ミュージシャン&バンド>部門の2位は、モーガン・ウォレンという『ザ・ヴォイス』出身のカントリー・シンガー・ソングライターで、今年初めに“Nワード”を叫んでいる動画がネットに流出し、米音楽業界全体に波紋を広げたことでトレンド入りした。<人物>部門でも、スコット以外のミュージシャンはウォレンしかおらず、7位にランクインしている。

 <ミュージシャン&バンド>部門にランクインした残りの8アーティストは、上から順にアデル、ザ・ウィークエンド、ドクター・ドレー、オリヴィア・ロドリゴ、マリリン・マンソン、ダフト・パンク、ボビー・シュマーダ、リル・ナズ・Xとなっている。

 <楽曲>部門の急上昇ワードは、「ドライバーズ・ライセンス」以下、順にテイラー・スウィフトの「オール・トゥー・ウェル」、オリヴィアの「グッド・フォー・ユー」、ドレイクの「ウォンツ・アンド・ニーズ」、カーディ・Bの「WAP feat. メーガン・ザ・スタリオン」、レディー・ガガの「ポーカー・フェイス」、ウォーカー・ヘイズの「ファンシー・ライク」、リル・ナズ・Xの「モンテロ(コール・ミー・バイ・ユア・ネイム)」、そしてオリヴィアの「デジャヴ」となっている。このうち、ガガの「ポーカー・フェイス」(2008年)を筆頭に7曲が米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で首位を獲得したことがある楽曲で、テイラーの「オール・トゥー・ウェル」はもともと2012年にリリースされているが、再録された“テイラーズ・ヴァージョン”が今年リリースされ、全米チャート史上最も長いNo.1ソングとなった(10分13秒)。

 <一緒に検索されたセレブ>部門のトップは、カニエ・ウェストとキム・カーダシアンだ。今年初めにキムが離婚を申請したものの、8月に行われたカニエのアルバム『Donda』の3回目のリスニング・イベントに、彼女がウェディング・ドレスを着て参加したことで、ファンを混乱におとしいれた。また、「オール・トゥー・ウェル」が話題になったことで、テイラーと元カレのジェイク・ギレンホールがTOP10入りしている。ジェニファー・ロペスは元フィアンセのアレックス・ロドリゲスと6位、その後ヨリを戻した現在の恋人であるベン・アフレックと9位に2回ランクインしている。

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