2021年11月29日付のBillboard JAPAN週間“Top Albums Sales”で、関ジャニ∞『8BEAT』が206,705枚を売り上げ、1位を、V6『Very6 BEST』が16,279枚を売り上げ2位を獲得した。また、同日付Billboard JAPAN週間“Top Albums Sales”で、NEWS『未来へ/ReBorn』が133,575枚を売り上げ1位を、なにわ男子『初心LOVE』が75,095枚を売り上げ2位を獲得した。(集計期間2021年11月15日~2021年11月21日)
『8BEAT』は関ジャニ∞の10枚目のフル・アルバムで前作『ジャム』から約4年5か月振りのリリース。『Very6 BEST』は惜しくも解散したV6の4作目のベスト・アルバムで発売後4週経過しているにも関わらずロング・セールとなっている。『未来へ/ReBorn』は前作『BURN』から約4か月ぶりに発売されたNEWSの28枚目のシングル。『初心LOVE』は、なにわ男子のデビュー・シングルで2週目も勢いが衰えず2位をキープし、同一事務所のアーティストによるアルバム・シングルの2位以上独占を達成した。
今回はこれら4タイトルの販売動向をSoundScanJapanのデータを使用し調査した。NEWS『未来へ/ReBorn』、なにわ男子『初心LOVE』、関ジャニ∞『8BEAT』、V6『Very6 BEST』のそれぞれの実店舗での集計期間2021年11月15日~2021年11月21日の間の地域別販売比率をグラフ化したものが
図1(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/106307/2)である。また、一般的な音楽ソフトと比較するため、2021年に販売されたシングルの地域別販売比率を全オーディオとしてグラフに追加している。
各グループの特徴を見ると、NEWSについては全オーディオと比較すると北海道5.6%(以下かっこ内全オーディオ:4.6%)・中部地方12.8%(11.8%)・四国地方2.5%(1.9%)で若干高くなっているが、全オーディオに非常に近い値となっており、日本全国でまんべんなく売れている結果となっている。なにわ男子は近畿地方が19.8%(13.5%)と非常に高くなっている。今後他の地方での人気が上がれば、より一層活躍できるだろう。関ジャニ∞は北海道7.1%(4.6%)、中部地方12.6%(11.8%)、近畿地方20.4%(13.5%)、四国地方2.7%(1.9%)、九州地方7.9%(7.5%)あたりが非常に高くなっている。また、近畿地方以西の全ての地方で、ここで上げた4グループで最高の販売比率となっており、西日本での圧倒的な人気を誇っている。V6は北海道5.1%(4.6%)、東北地方8.0%(6.7%)、甲信越5.5%(3.7%)と北日本が若干高めになっているが、こちらも全オーディオと近い販売比率となっていて、発売後4週経過のデータという事もあり、全国のファンから支持されている事が垣間見える結果となった。
リリースの度にCDセールスランキング上位を獲得し、存在感を発揮し続けているジャニーズのアーティスト達であるが、これからも彼らの活躍から目が離せない。