2010/07/14
近年財政面で苦闘している音楽業界は、ポルノ業界からお金を勝ち取る可能性に目を向けるかもしれない。
ワーナー・ブラザースとその他多くのレーベルが、先週著作権侵害を理由にアダルト・エンターテイメント会社に対し訴訟を起こした。その会社のポルノ・ビデオは、俳優がカメラに向かって性的な演技をしながらJUSTIN TIMBERLAKEの「SEXYBACK」をリップシンクするといったシーンをフィーチャーしていたのだ。
訴訟の被告はフロリダに拠点を置く会社、RKネットメディアで、realitykings.comとinthevip.comというウェブサイトを有している。
著作権のある音楽を悪用された被害は、数千万ドルに及ぶと見られる。
訴状によると、この会社は「世界最高のリアリティ・ポルノ・ウェブサイト」と称しているという。
被告は、大人の「俳優」が高級ナイトクラブやプライベート・パーティで性的行為を演じるといったアダルト・エンターテイメントを得意にしている。
レコード・レーベルは、これらのビデオに事実上会話はなく、その代わりにTIMBERLAKE、MICHAEL JACKSON、KATY PERRYといったアーティストの人気作品が「サウンドトラック」として使われている、と主張している。ビデオは歌にちなんで名付けられており、俳優が歌詞をリップシンクすることになっている。
RKの弁護士は、こうした音楽の使用は「公正」だと反論するつもりだという。
「ナイトクラブでナマ撮影しようとしたら、回りの音が入ってくるでしょう。DJがかけているものが聞こえてくるんです。ナイトクラブの撮影でバックの音楽を規制するなんてことができるのなら、教えてほしいもんですね」
RKは知的財産は尊重するが、リアリティTV番組で俳優がRKポルノを見ているところが映っても訴訟は起こさないと言っている。
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