2021/11/12
現地時間2021年11月10日、ブルーノ・マーズとアンダーソン・パークによるシルク・ソニックが、ニュー・アルバム『アン・イヴニング・ウィズ・シルク・ソニック』の発売に先駆けて、米LAのウェスト・ハリウッドに位置するペパーミント・クラブで、初の正式なコンサートを行った。
アルバム・リリースの2日前に開催されたSpotify主催のこの招待制イベントの会場は、シルク・ソニックのノスタルジックなサウンドに合わせて、70年代風の洒脱な装飾やインテリアに彩られた。ゴールドの煌びやかな衣装にローラースケート靴のサーバーが提供する美味しそうなオードブル、華やかなディスコ・ボール、目を引くフォト・インスタレーションなど、ペパーミント・クラブは一夜限りのシルク・ルームへと変貌を遂げた。
まず二人は、ライオネル・リッチーの「All Night Long」やジャクソン5の「I Want You Back」などのR&B王道ナンバー、ケヴィン・リトルによるレゲエ・ヒット「Turn Me On」のカヴァーで集まったゲストを楽しませた。シルク・ソニック最新アルバムからの新曲がお披露目される前には、マーズによる2016年の全米TOP5曲「24K Magic」も彼のフーリガン・バンドとともにパフォーマンスされた。
ジャネール・モネイ、エラ・メイ、タイ・ダラー・サイン、イヴォンヌ・オージ、エレーヌ・ウェルタロス、チャーリー・プース、リッキー・トンプソン、デンゼル・ディオン、ショーン・ロスなどの招待ゲストのために披露されたライブの内容は以下となる。
往年のヒット曲のカヴァーで会場を温めたサングラス姿のシルク・ソニックとザ・フーリガンズは、「SpotifyでNo.1の曲」というマーズの紹介とともに、まずアルバムからの最新シングル「Smokin Out the Window」をパフォーマンスした。現地時間11月11日現在、同曲はSpotifyのTOP200ランキング(US)で1位をキープしており、リード・シングル「Leave the Door Open」は36位、2ndシングル「Skate」は79位につけている。
マーズが「まだ誰も聴いたことがない曲を聴きたい?」と問いかけると、シルク・ソニックは新曲「Fly as Me」の初パフォーマンスに突入し、観客を驚かせた。二人の“クールさ”に見合うような恋愛相手を見つけることについての曲で、歌詞には“蝶のように舞う”という偉大なるボクサーの故モハメド・アリの名言が引用されている。
また、マーズがパフォーマンスの途中で、「君たちがこれまでに見た中で最も素晴らしいドラマーの一人だろ」とパークの音楽的才能を称える一幕もあり、これには観客が大きな拍手で反応した。それぞれ複数の【グラミー賞】獲得経験を持つマーズとパークは、R&Bデュオ=シルク・ソニックを今年初頭に結成し、3月にリリースしたデビュー・シングル「Leave the Door Open」で米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”1位に輝くこととなった。
さらには、「777」のデビュー・パフォーマンスも行われた。このキャッチーな楽曲は、マーズが「ある時、俺とアンディでラスベガスを訪れた際にちょっと儲かったことがあってね」と冗談混じりに話したのちに披露された。その後、彼は「これは俺たちの初めてのショーなんだ」と集まった観客に伝え、「みんなに感謝している」とグループへの支援にお礼を述べた。
この日は、シルク・ソニックの初コンサートとなったが、彼らは「Leave the Door Open」のパフォーマンスで、今年3月の【グラミー賞】やその数か月後の【BET Awards】と【iHeartRadio Music Awards】を彩っており、これらの映像は現在までに何百万回も視聴されている。
グルーヴィーなナンバーを立て続けにドロップした彼らは、その「Leave the Door Open」の観客が待ち望んでいたパフォーマンスで、この日のライブを締めくくった。パークの「あの曲が聴きたい?」という問いに、シルク・ルームが歓声で埋め尽くされると、「じゃあ、演奏しないとな!」と彼は続けた。観客や会場スタッフもシングアロングする大盛り上がりとなったフィナーレを終えて、シルク・ソニックがお辞儀をすると、観客からはスタンディング・オベーションが送られた。その後二人は、ステージ横のVIPブースに座り、パーティーを楽しんでいた。
シルク・ソニックのニュー・アルバム『アン・イヴニング・ウィズ・シルク・ソニック』は11月12日にリリースされた。
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