2021/10/25 13:00
TWICEの新曲「The Feels」が、2021年10月20日発表のBillboard JAPAN 総合ソング・チャート“JAPAN HOT 100”で7位を記録している(【表1】)。10月1日にリリースされたこの曲がチャートインして今週で3週目となるが、この動きはなかなか興味深い。初登場第1週目の10月6日発表分では29位、そして2週目の10月13日発表分では3位という大幅な上昇を見せている。今週は少しランクダウンしたとはいえ、強豪がひしめくトップ10圏内をキープする強さはさすがだ。
「The Feels」はTWICEにとって初の英語曲シングルとなる。それまでなかったのかと思ってしまったが、この曲で本格的に英語圏を狙っていくための一曲なのだろう。実際、テレビ番組を始め、英米のメディアの露出が増えているし、海外でも話題になっているようだ。韓国、日本での成功が、そのまま英語圏でも通用するのかはまだこれからだが、BTSやBLACKPINKの成功は、そのままTWICEにもつながっていく可能性は高い。
一方、日本のマーケットでは英語曲は不利だといわれ続けてきたが、K-POP勢は英語曲、韓国語曲、日本語曲も分け隔てなく、チャートに送り込んでくるポテンシャルがある。TWICEもまさにそうなのだが、その鍵になるのがミュージック・ビデオだ。TWICEのMV閲覧率は非常に高く、「The Feels」に関しても1か月足らずですでに8700万回以上の再生数を誇っている。Hot 100の動画再生数のポイントも、3位、1位、1位と推移しており圧倒的だ。実際、MVは彼女たちの魅力をフルに生かしたカラフルでキュートな映像であり、ファンなら何度も観たくなるだろう。デビュー以来、一切の手抜きをせずハイ・クオリティなMVを作り続けているのが、チャート上での勝因といってもいい。
加えてTWICEは、日本語曲のリリースも並行して行っているため、話題性が事欠かない。12月にはすでに日本語版シングルのリリースも控えており、きちんとファンを満足させてくれている。このあたりの絶妙なさじ加減で、定期的にヒットを生み出している手法は見事。おそらく「The Feels」の動画再生数はまだまだ上位をキープするだろうし、その熱が冷めないうちに新曲のリリースもあるとなれば最強だ。日本だけでなく、世界を制するのは時間の問題かもしれない。
Text:栗本斉
◎栗本斉:旅&音楽ライター、選曲家。レコード会社勤務の傍ら、音楽ライターやDJとして活動を開始。退社後、2年間中南米を放浪し、現地の音楽を浴びる。その後フリーランスとして活動した後、2008年から2013年までビルボードライブのブッキングマネージャーに就任。フリーランスに戻り、雑誌やライナーノーツなどの執筆や音楽評論、ラジオやストリーミングサービスにおける構成選曲などを行っている。
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