2013/02/25
ロックシーンを中心にズバ抜けた存在感で支持されてきたバンド 女王蜂が、2月22日 SHIBUYA-AXにて活動休止前ラストライブとなる単独公演【白兵戦】を開催した。
白のドレスコードが設けられたこの日、白い服や小物を身につけた観客が集まる中、まずはアヴちゃん(vo)以外のメンバーがステージへ。オープニング曲を経て、ルリちゃん(dr)の「白兵戦!」という言葉を合図に「鏡」を演奏すると、アヴちゃんが美脚を露わにした白いシャツ姿で登場。キーボードプレイヤー2名と、元・東京事変の浮雲こと長岡亮介(g)をサポートに迎え、6人編成で全身全霊のアクトを繰り広げていく。
映画『モテキ』メインテーマ「デスコ」などキラーチューンをほぼノンストップで連発していく中、アヴちゃんはヒールで颯爽とステージを駆け回り、妖艶な姿でオーディエンスを悩殺。そして、キーボードプレイヤーがダンサーと共にステージ最前で踊り狂うと、観客もカラフルな扇子を振り回し、会場はジュリアナ東京さながらの大きな盛り上がりをみせる。
そんな前半戦とは一変して、後半では“大丈夫 堕ろすから”と衝撃的な歌詞が綴られた「無題」などを熱唱。本編最後の楽曲「鉄壁」前には、込み上げる想いがあったのだろうか、アヴちゃんは何度も手で顔を覆い隠すものの、ファンには笑顔で“あたしが愛した全てのものに どうか不幸が訪れませんように”と優しく丁寧に同曲を歌い届けた。
アンコール後、鳴りやまない拍手と歓声が会場に響き渡る中、再びステージの幕が開くと、そこにはマネキンの姿が。不思議な演出で最後の最後まで観衆を魅了した女王蜂は、「いつぞや必ず完全体への変貌を遂げる」という言葉を実現するべく無期限の活動休止期間へ突入した。
写真クレジット:岩根愛
◎女王蜂 単独公演【白兵戦】
2月22日(金)SHIBUYA-AX セットリスト:
01.夜曲
02.鏡
03.イミテヰション
04.デスコ
05.80年代
06.ストロベリヰ
07.待つ女
08.鬼百合
09.人魚姫
10.火の鳥
11.バブル
12.告げ口
13.Ψ
14.無題
15.コスモ
16.鉄壁
En1.溺れて
En2.棘の海
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