2021/08/31
現地時間2021年8月26日、フー・ファイターズが、昨年ネット上で交流をした11歳の天才ドラマーのナンディ・ブシェルと米ロサンゼルス公演のステージで共演を果たした。
パンデミックの期間、ナンディはレッド・ホット・チリ・ペッパーズ、ミューズ、マイ・ケミカル・ロマンス、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、フー・ファイターズの曲をカバーし、そのドラム・スキルの高さで世界中から注目を集め、トム・モレロやデイヴ・グロールも彼女の演奏を称賛していた。
フー・ファイターズの米ロサンゼルス公演で、バンドのショーを締めくくる定番曲「エヴァーロング」が演奏される前に、テイラー・ホーキンスのドラム・セットの前にもう一台のドラム・セットがクルーによって用意された。デイヴは、「こんな子がいたんだ……ある日、オレが電話を取ったら、たくさんの友人から“このヤバイ映像観たか?”って連絡があったんだ」と観客に話しかけた。大歓声が上がる中、デイヴは「リンクをクリックすると、誰かがオレにドラム・バトルの挑戦をしてきたんだ」と説明した。「それで、オレは“まぁ、いいじゃないか”と思ったんだ」と続けた。
当時、デイヴは大したことはないだろうと思っていたが、友人たちに彼女が本物の才能を持ち、挑戦を受けるべきだと説得されたようだ。そしてデイヴは、「世界中の人が見ている前で、彼女はオレを叩きのめしたんだ」と述べた。
これまでナンディに3回打ち負かされているデイヴは、米ロサンゼルスの公演で“宿敵”と初めて対面したと明かした。彼は、「去年、彼女はオレにたくさんのインスピレーションを与えてくれたんだ。携帯電話やコンピューターで目にするのは悪いニュースばかりだが、その日だけは、一度も会ったことのない二人が繋って、一緒に音楽を奏で、世界中に喜びと愛を広めることを観ることができたんだ」と説明した。
ドラム・スティックを手にしたナンディは、満面の笑みでステージに登場し、満員の観客に手を振った。デイブが拳を上げると、観客は「ナンディ!ナンディ!」と繰り返し叫んだ。フー・ファイターズは長年に渡って、ザ・ビートルズ、ザ・ローリング・ストーンズ、ピンク・フロイドと言った大御所と共演してきたが、デイヴは「彼女が一番だ」と述べた。
デイヴが「エヴァーロング」のイントロをギターで弾き始めると、ナンディは右手に持ったドラム・スティックを頭上で回転させ、ドラムを演奏し始めた。ホーキンスが笑顔で見守る中、彼女は嬉しそうに凡人離れした若き才能を披露し、プロのようにビートを刻んだ。
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