2021/08/30
Official髭男dismが、8月28日に【Official髭男dism 『Editorial』発売記念ONLINE FREE LIVE】を開催した。
本公演は、Official髭男dismが8月18日にリリースしたメジャー2ndアルバム『Editorial』の発売を記念したもの。当日はライブに先駆け、17:30よりLive Video SelectionとMusic Videoが交互に配信された。Live Video Selectionでは、2019年に開催された日本武道館公演、2020年に開催されたパシフィコ横浜公演、2020年と2021年に開催されたオンラインライブの模様を配信。バンドのこれまでの歩みを振り返るようなプログラムとなった。
20:30からスタートしたオンラインフリーライブの会場は、クラシックコンサートの公演ではおなじみの東京オペラシティ・コンサートホール。内装は天然木を基調としていたり、舞台背面にはパイプオルガンが設置されていたりと、一般のライブハウスやアリーナとはまた違った風格のある雰囲気のなか、今回のライブは行われた。
この日のセットリストは、『Editorial』の収録曲より計4曲を披露。1曲目は、6月に行われた最新ライブでもオープニングを飾った「I LOVE...」だ。クラシックのコンサートホール、さらに無観客ということもあってか、会場の響きは臨場感たっぷり。特に中盤のゴスペル調になるセクションは、歌とコーラスの神秘的なムードもさることながら、スネアの一打一打がとにかく大迫力で、いつにも増してラストのサビに向けて高揚感を増幅させていた。これまでのオンラインライブでもあらゆる工夫を凝らしてきたヒゲダンだが、ここまで音響にインパクトを持たせたライブは今回が初めてだろう。
「今日はフリーライブご覧いただきありがとうございます。すごく短い時間ではありますが、音楽を楽しんでいただけるように、一生懸命パフォーマンスさせていただこうと思います。時間の許す限りお願いします!」と藤原がカメラに向かって挨拶し、「Universe」へ。イントロ~Aメロでは、バンドメンバー全員でクラップを重ね、画面の向こうのオーディエンスを煽る。今、この時間を共有しようという気概は、オフラインでもオンラインでも変わらず健在だ。
壁一面にプロジェクションマッピングで街の風景が映し出され、厳かな雰囲気で始まった「Cry Baby」では、鬼気迫るパフォーマンスでこれまでの流れを一気に変える。サビや間奏では、激しくストロボがたかれるなか、まるで空から落ちてくるように天井から稲光が落ちてくる演出もあり。そんな演出と共鳴するような、メンバーたちの力強い演奏と痛切な表情が、さらに緊張感を高めていく。
「新しいアルバム『Editorial』を持って、ここからまたツアーに行ったり、新しい曲を作ってみなさんに聴いていただけるように、しっかり頑張っていこうと思います。もしよかったら、このバンドの音楽をぜひ聴いてみてやってください。ライブに足を運んでやってください。今日は本当にありがとうございました」とメンバー全員でお辞儀し、ラストは『Editorial』のリード曲である「アポトーシス」でこの日のライブを締めくくった。終演時には視聴者は18万人を超え、「終わらないで」「ずっと聞いていたい」と終わりを惜しむコメントが溢れかえった。
Official髭男dismは今後、9月4日より全国ワンマンツアーをスタートする。
Photo by 溝口元海(be stupid)
◎公演情報
【Official髭男dism 『Editorial』発売記念ONLINE FREE LIVE】
2021年8月28日(土)20:30~
※17:30~事前プログラム配信
<セットリスト>
1.I LOVE...
2.Universe
3.Cry Baby
4.アポトーシス
◎リリース情報
アルバム『Editorial』
2021/08/18 RELEASE
<CD>
PCCA.06057 / 3300円(tax in.)
<CD+DVD>
PCCA.06056 / 5500円(tax in.)
<CD+Blu-ray>
PCCA.06055 / 5500円(tax in.)
◎ツアー情報
【Official髭男dism one - man tour 2021-2022 - Editorial -】
2021年9月4日(土)~2022年4月17日(日)
https://event.higedan.com/feature/at20_tour2122
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