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2021/08/26

Meik「一緒に頑張りましょう!」約1年半ぶりとなる有観客ライブで今夏最大の幸福感! ジャミロクワイをも彷彿させる新曲披露も

 約2年ぶりとなるニューシングル『Super Duper Love』を配信リリースしたばかりのMeik。感情爆発系ダンス&ボーカルで注目を集める彼女が、8月14日に約1年半ぶりとなる有観客ワンマンライブ【Meik Summer Live ~Super Duper Love~】をSHIBUYA TAKE OFF 7にて開催した。

<死ぬまでライブし続けたいし、ステージの上で死にたい>

 このライブの直前に行われたインタビュー(https://bit.ly/3B8ENdd)では、小学3年生でEXPG最年少特待生、4年生からダンスボーカルグループ・J☆Dee'Zのメンバーとして活動していた時代の話から始まり、歌に対するコンプレックスを抱えていた少女が如何にして唯一無二のシンガーとなり、ここからどんなアーティストを目指していくのかまで本音で語ってくれた。以下、そのインタビュー記事からの引用。「いわゆる「売れてテレビに出たい」みたいな気持ちよりは、常にライブしている人でありたいなって。音源を聴いて満足するんじゃなくて「ライブで聴きたい、パフォーマンスが観たい」と言ってもらえるような、格好良いアーティストになりたいなって思います。いろんな分野に挑戦して、いろんなことを吸収していきたいですけど、いちばんはライブでパフォーマンスする人。死ぬまでライブし続けたいし、ステージの上で死にたいです。」

<うれしい! みんなの顔が見れて本当にうれしい!>

 この日のライブでは、そんな「ステージこそが私の人生」と言わんばかりのエモーショナルなパフォーマンスを冒頭から展開。ひさしぶりの再会を果たしたオーディエンスを見つめながらダンサーたちと拳を振り上げ、歓喜と興奮に満ちたハンドクラップと爆音のトラックに包まれながら、鳥肌を誘うレベルの全身全霊のダンス&ボーカルで「Let's Go」「ONE STEP TODAY」「パーティーガールズ」といったキラーチューンを畳み掛けていく。「いやぁー、うれしい! みんなの顔が見れて本当にうれしい! 1年半ぶりの有観客ワンマンライブ、こうやってMeit'z(Meikファンの呼称)のみんなが集まって観てくれているという環境がひさしぶりすぎて、めちゃくちゃうれしいです。ありがとうございます! 今日ここで一緒に音楽を感じて、一緒に盛り上がっていけたらなと思います!」

 そんな喜びを思いっきり体現しながら「LOVE ~愛はディスコ~」「今夜はメイク・ミー・ラブ・ユー」を披露すれば、ファンも負けじと嬉々とした表情でその体を揺らしていき、Meikやダンサーと共に振りを完コピして踊り倒す人も。緊急事態宣言下ということで、感染予防対策で客席からシンガロングを生むことは出来なかったものの、ディスコさながらの光景が広がるほどの盛り上がりを見せていく。さすがはライブに尋常じゃない愛情を持つMeikとそのファンである。「楽しすぎる! ありがとう、みんな!」

<「一緒に頑張りましょう!」すべての楽曲がハートフルに響く>

 「本番を迎えるまではすごく不安な気持ちもあったんですけど、こうやってステージに立ったら「めっちゃしあわせだな」って感じました。皆さんもプライベートだったり、学校だったり、お仕事だったりで上手くいかないこと、躓くこと、悔しいこと、絶対にたくさんあると思うんですけど、私もコロナ禍で思い通りに活動できなくて不安になることもたくさんあるんですけど、私はすごくポジティブに生きていきたいと思っているので、皆さんもぜひぜひ前向きに頑張ってほしいなと思います。一緒に頑張りましょう!」

 このMCが象徴していたように、Meikはこれまで数え切れないほどの不安や葛藤に苛まれながら、それでもいつの時も諦めず前向きに音楽活動を続けてきたアーティストだ。ゆえに自分と同じように苦しんできた人の気持ちが理解できるし、だからこそ自身のライブや音楽でファンを元気づけたいと本気で想っている。ソレを説教くさく押し付けるのではなく「一緒に頑張りましょう!」と同じ目線で共に未来を歩んでいこうとする姿勢。だからMeikの音楽は、このMC直後に披露した「Shining Star」をはじめすべての楽曲がハートフルに響くし、1年半ぶりのファンとの再会という状況も手伝ってこの日のライブは特に愛が溢れていた。

<ようやく掴んだ自分らしさ>

 「ソロ活動を始めて4年経ちます。元々グループで活動していたんですけど、もし今もグループで活動していたら、ここまで自分らしさというモノを追求できていなかったんじゃないかなって思うんですね。自分らしさを追求できたことで今こんなに幸せな気持ちになれていますし、支えてくれるダンサーやスタッフさんたちといっしょに活動できていることで、どんどん自分に自信がついていっている感じがして。ビルボードのインタビュー(https://bit.ly/3B8ENdd)でも語らせて頂いたんですけど、皆さんの心を動かせるライブをしたいなと思っています。自分らしく輝ける楽曲を届けていきたいなと思っているので、次の曲も一緒に盛り上がってください!」

 幼年期から音楽活動をスタートし、心が折れるような経験もしながらようやく掴んだ自分らしさ。インタビューでも「本当に歌が上手い人ってたくさんいるし、それこそ同年代や年下の凄いシンガーもどんどん出てきているので、それに対する焦りはもちろんあるんです。でも「自分の好きなスタイルは貫きたいな」と思うし、そう思えるようになったのは「ようやくスタートラインに立てた」ということなのかなって」と語っていたが、その点において今のMeikには迷いがない。迷いがあったら届けられない歌とパフォーマンスがそこにあった。

<今夏最大の幸福感! 純然たる音楽と歌とパフォーマンスの力で>

 そんな振り切れたテンションのまま、ポジティブな想いが会場を埋め尽くしていくムードのままライブは終盤へ。ヘソ出しルックにゴージャスなアクセサリーのようなベルトが装着されたジーンズ姿に着替えたMeikは、その衣装でアートワークを飾っている約2年ぶりとなるニューシングル「Super Duper Love」を満を持してお届け。ダンサーと共に可愛い振り付けをファンのみんなにレクチャーし、会場が一体となってポップでキュートな音楽空間を創造していく。そして、うれしい、たのしい、愛おしいといった感情がスパークしたところで、かのブラックビスケッツの大名曲「Timing」を畳み掛ければライブは完全にお祭り状態。誰もが思い思いに自由にはしゃぎまわり、トドメの代表曲「Feeling Good」披露で今夏最大の幸福感がこの世界を包み込んだ。

 多くの自由が抑制されている人々の日常を別次元に誘う。これがライブの役割だとするならば【Meik Summer Live ~Super Duper Love~】はソレを十二分に果たしていたと言える。大掛かりなセットや演出を設けたり、オーディエンスが大声で叫んだり歌ったりするライブではなかったけれども、純然たる音楽と歌とパフォーマンスの力でみんなの心を解放させてみせた。

<重大発表! Meikの勢いはまだまだ止まらない>

 なんてしみじみ感傷に浸っていたら、Meikは「立ち止まらずに前を向いて、明るい未来を想像しながら突き進んでいったら、いつかまたみんなで声を出せるようなワンマンライブができると思います! その為に頑張るので、皆さんも付いてきて下さい!」とこれまたポジティブなメッセージと共に「Just Move Your Soul」を熱唱。さらにアンコールで新曲「Alien」初披露というプレゼントまで用意し、ジャミロクワイをも彷彿とさせる超クールな楽曲にジェニファー・ロペスの様な魅惑的なボーカル&ダンスで我々を魅了していく。そして、オーラス「Let It Spin」でもってその胸の中で燃え盛るエモーションのすべてを爆発させながら歌い踊り、凄まじい熱狂と共に大団円を迎えるのであった。僕らの眼前には満面の笑みで叫ぶMeikの姿。「最高でした! 皆さん、本当にありがとうございましたぁぁぁ! 大好きです!」

 なお、終演後のスクリーンには「重大発表」の文字。そして「今秋 Virgin MUSICより「Alien」配信リリース決定!!」「配信リリースを記念して 12月18日 リリースワンマンライブ決定!!」とMeikの勢いはまだまだ止まらないことを宣言するかのようなニュースが届けられた。

取材&テキスト:平賀哲雄

◎「Super Duper Love」ミュージックビデオ
https://youtu.be/ylxxEMg30TI

◎「Super Duper Love」楽曲
https://virginmusic.lnk.to/SDL

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