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2021/08/24

【米ビルボード・ソング・チャート】ザ・キッド・ラロイ&ジャスティン・ビーバー3週目の首位、リゾ&カーディ・B初登場4位

 ザ・キッド・ラロイ&ジャスティン・ビーバーの「ステイ」が3週目の首位をキープした、今週の米ビルボード・ソング・チャート。

 8月14日付チャートで1位に到達してから今週で3週目をマークした「ステイ」は、ストリーミング・ソング・チャートでも5週目の首位をキープ(週間3,270万回)。前週から13%増加の14,400を売り上げて、デジタル・ソング・セールス・チャートでは6位、エアプレイ・チャートでは2週連続でAirplay Gainerを獲得し10位から7位にランクアップした(29%増加 / 5,130万回)。初登場からの順位変動は以下の通り。

7月24日 3位 ※初登場
7月31日 4位
8月7日 4位
8月14日 1位
8月21日 1位
8月28日 1位

 ザ・キッド・ラロイは初の首位獲得で自己最長記録、8曲のNo.1ヒットをもつジャスティン・ビーバーは、2017年に16週をマークした「デスパシート」以来4年ぶりに複数週での首位を獲得した。

「ホワット・ドゥ・ユー・ミーン」(2015年 / 1週)
「ソーリー」(2016年 / 3週)
「ラヴ・ユアセルフ」(2016年 / 2週)
「アイム・ザ・ワン」DJキャレドfeat.ジャスティン・ビーバー、クエヴォ、チャンス・ザ・ラッパー&リル・ウェイン(2017年 / 1週)
「デスパシート」ルイス・フォンシ&ダディー・ヤンキーfeat.ジャスティン・ビーバー(2017年 / 16週)
「スタック・ウィズ・ユーwithアリアナ・グランデ」(2020年 / 1週)
「ピーチズfeat.ダニエル・シーザー&ギヴィオン」(2021年 / 1週)
「ステイwithザ・キッド・ラロイ」(2021年 / 3週)

 その記録に迫るのが、先週の3位から2位に最高位を更新したエド・シーランの「バッド・ハビッツ」。上昇率はゆるやかだが、ストリーミング・チャートで8位から7位(1,660万回 / 2%増加)、エアプレイ・チャートでは4位から3位にそれぞれ上昇(7,280万 / 6%増加)。セールス・チャートでも、先週とほぼ同率の15,700を売り上げて5位をキープしている。

 エド・シーランの曲が2位まで到達したのは、ジャスティン・ビーバーとのコラボレーション「アイ・ドント・ケア」(2019年)以来2年ぶりで、その他には1位を獲得したタイトル含め以下の計5曲がある。

2位「シンキング・アウト・ラウド」(2015年)
1位「シェイプ・オブ・ユー」(2017年)
1位「パーフェクトwithビヨンセ」(2017年)
2位「アイ・ドント・ケアwithジャスティン・ビーバー」(2019年)
2位「バッド・ハビッツ」(2021年)

 先週2位に復帰したオリヴィア・ロドリゴの「good 4 u」は再び3位にダウン。ホイットニー・ヒューストンの「ため息つかせて」(1995年)と並ぶ2位獲得総週を、今週12週目に更新することはできなかった。エアプレイ・チャートでは、2週目の1位をキープしている(7,700万回 / 1%増加)。

 続いて4位には、「トゥルース・ハーツ」(2019年)で大ブレイクしたフィーメール・ラッパー=リゾの新曲「ルーマーズfeat.カーディ・B」がデビュー。8月13日にリリースされた同曲は、2,090万回を記録してストリーミング・チャートで3位、25,200を売り上げてセールス・チャートでも同3位に初登場した(デジタル・ダウンロード、フィジカル含む)。エアプレイ・チャートでも、初週としては異例の3,010万回を記録して21位にランクイン。エアプレイ・チャートで21位以上に初登場したのは、2016年3月26日付チャートでメーガン・トレイナーの「NO」が同21位にデビューして以来の快挙となる。

 リゾは、通算7週のNo.1をマークした前述の「トゥルース・ハーツ」、同2019年に最高3位を獲得した「グッド・アズ・ヘル」に続く3曲目、ゲストのカーディ・Bは、5曲のNo.1ヒットを含む通算10曲目のTOP10入りとなる。

1位「ボダック・イエロー」(2017年)
6位「モーター・スポーツ」ミーゴスfeat.ニッキー・ミナージュ&カーディ・B(2017年)
3位「フィネスwithブルーノ・マーズ」(2018年)
4位 「ノー・リミット」 G・イージーfeat.エイサップ・ロッキー&カーディ・B(2018年)
1位「アイ・ライク・イットfeat.バッド・バニー&J.バルヴィン」(2018年)
1位「ガールズ・ライク・ユー」マルーン5 feat.カーディ・B(2018年)
3位「プリーズ・ミーwithブルーノ・マーズ」
1位「WAP withミーガン・ジー・スタリオン」(2020年)
1位「Up」(2021年)
4位「ルーマーズ」リゾfeat.カーディ・B(2021年)

 「ルーマーズ」は、R&B/ヒップホップ・ソング・チャートとラップ・ソング・チャートでそれぞれ1位に初登場し、R&B/ヒップホップ・ソング・チャートではリゾが3曲目、カーディ・Bが7曲目、ラップ・ソング・チャートではリゾが2曲目、カーディ・Bは6曲目のNo.1タイトルを獲得した。

 なお「ルーマーズ」というタイトルでは、1986年に8位を記録したタイメックス・ソーシャル・クラブの同名曲に続く2曲目のTOP10入りとなる。

 「ルーマーズ」の登場により、先週4位にランクインしていたドージャ・キャットの「キス・ミー・モアfeat.シザ」は5位に、デュア・リパの「レヴィテイティングfeat.ダベイビー」は5位から6位にそれぞれランクダウン。「レヴィテイティング」は、今週でTOP10滞在記録を33週目に更新して歴代3位タイに記録を並べた。

TOP10滞在記録TOP5
57週 ザ・ウィークエンド「ブラインディング・ライツ」(2020年)
39週 ポスト・マローン「サークルズ」(2020年)
33週 デュア・リパ「レヴィテイティングfeat.ダベイビー」(2021年)
33週 エド・シーラン「シェイプ・オブ・ユー」(2017年)
33週 マルーン5「ガールズ・ライク・ユーfeat.カーディ・B」(2018年)
33週 ポスト・マローン&スウェイ・リー「サンフラワー」(2018年)
32週 トラヴィス・スコット「シッコ・モード」(2018年)
32週 ザ・チェインスモーカーズ「クローサーfeat.ホールジー」(2016年)
32週 リアン・ライムス「ハウ・ドゥ・アイ・リヴ」(1997年)
31週 マーク・ロンソン&ブルーノ・マーズ「アップタウン・ファンク」(2014年)
31週 24kGoldn「ムードfeat.イアン・ディオール」(2020年)

 以下、リル・ナズ・X&ジャック・ハーロウのコラボレーション・シングル「インダストリー・ベイビー」が8位から7位に、BTSの「Butter」は7位から8位に入れ替わり、オリヴィア・ロドリゴの「deja vu」が先週の9位から10位から上昇、リル・ナズ・Xの「モンテロ(コール・ミー・バイ・ユア・ネーム)」が9位から10位にそれぞれ交代している。


Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは8月27日以降掲載予定となります。

◎【Hot 100】トップ10
1位「ステイ」ザ・キッド・ラロイ&ジャスティン・ビーバー
2位「バッド・ハビッツ」エド・シーラン
3位「good 4 u」オリヴィア・ロドリゴ
4位「ルーマーズ」リゾfeat.カーディ・B
5位「キス・ミー・モア」ドージャ・キャットfeat.シザ
6位「レヴィテイティング」デュア・リパfeat.ダベイビー
7位「インダストリー・ベイビー」リル・ナズ・X&ジャック・ハーロウ
8位「Butter」BTS
9位「deja vu」オリヴィア・ロドリゴ
10位「モンテロ(コール・ミー・バイ・ユア・ネーム)」リル・ナズ・X

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