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2021/08/08

MINMI×三木道三『花火』対談インタビュー解禁! ジャパニーズレゲエのキング&クィーンの歴史、2人を繋いだ存在、泣きながら完成させた新曲を語る

 レゲエを日本の音楽シーンに根付かせた立役者のひとりであり、老若男女に愛される楽曲をこれまでいくつも生んできたMINMI。2021年夏は絶賛配信中の「C lover(シーラバー)」を皮切りにリリースラッシュ、その第2弾として2021年夏の代表曲になるであろう三木道三とのコラボレーション曲『花火』を8月8日に配信リリースした(MINMIソロバージョン「HANABI」は8月4日に配信リリース)。

 このジャパニーズレゲエのキング&クィーンによる運命的な共演を記念し、ふたりの対談インタビューを敢行。この楽曲を新たなジャパニーズレゲエ・アンセムへと盛り上げていくべく、この曲で「天まで届け 大花火!!!」と日本中に花火を咲かせるべくタッグを組んだふたりの想い、ぜひ受け止めてほしい。

<MINMIと三木道三の出逢い:無名同士で修業していた身として「追いつきたい」>

--日本のレゲエシーンをメインストリームにのし上げたMINMIさんと三木道三さんですが、おふたりが最初に接点を持ったきっかけは何だったんでしょう?

MINMI:私の憶えている話で言うと、日本のレゲエシーンにおいて輝かしい功績を残しているカエルスタジオの創業者であり、社長の麻苧俊宏さんと三木道三さんが元々仲間で一緒に音楽活動をされていたんですけど、私がちょうど音楽活動を始めてクラブで歌っていこうとしていた頃に初めてふたりと出逢ったんです。当時はカエルスタジオもまだ立ち上げたばかりで、私も三木さんも全国的には無名で、関西ローカルで音楽活動を粛々と始めているような時期だったんですけど、そのときにカエルスタジオで三木くんと私で初めてセッションしたことをよく憶えていて。たしかレコードを流しながらラジカセでレコーディングしたりしていて(笑)。

--では、めちゃくちゃ古くからの縁ではあるんですね。

MINMI:ただ、そのあと、三木さんは三木さんで精力的にアンダーグラウンドで活動していて、私もクラブで歌ったりしていたんですけど、その間は全然お会いすることはなく、三木さんが『Lifetime Respect』で日本レゲエ史上初のオリコン1位を記録していた頃も、世間を賑わしている状況を知りながらも、直接はリンクしていなかったんですよね。なので、まわりの方々から「三木道三キテる。ヤバい!」みたいな話を聞いては「その人、知ってる。私は元々知ってるから!」という想いを内に秘めながら(笑)、遠く離れたところから活躍ぶりを見ている感じだったんです。

三木道三:MINMIと初めて会ったのは25年ぐらい前だと思うんですよ。先程MINMIも触れてくれた麻苧という男が高校時代の同級生で、僕がまわりの連中と共にレゲエを好きになっていった流れで、先駆け的にジャマイカへ行ってプロデューサーと知り合ってデビューすることになったんですけど、麻苧もジャマイカに連れて行っていたんです。一緒にプロデューサーの家に寝泊まりしたり、ニューヨークにもカッティングマシーンを一緒に買いに行って、それを日本に持って帰ってダブカッティングスタジオを作ったんですよ。そこでダブの経験を生かして彼は独自音源を作っていったんですね。それがカエルスタジオになるんですけど、僕もカエルスタジオの初期メンバーでして、実は名前も僕が付けたんです。ちなみに、MINMIの初レコーディングってカエルなのかな?

MINMI:そんな感じかもしれないです。カエルかマイジャかって感じですね。

三木道三:その頃、麻苧とは同業者というよりは友達の感覚だったので、いろいろ「今、こんなアーティストが面白い」みたいな話を聞いている中でMINMIの名前もよく挙がっていて。で、麻苧とあちこちのクラブに顔を出していた内のひとつの場所で、とある女の子がそこにいて、ちょっと声をかけてみたら「歌、うたってます」と話してくれたのがMINMIだったっていう(笑)。別にナンパとかではなかった記憶なんですけど、そのときは「ジャズを歌ってる」って言っていたんですよね。それで「レゲエやってみたら? スタジオおいでよ」と言ったのかな? カエルスタジオに来たということは誘ったんだと思うんですけど。

--それが25年前のセッションに繋がるわけですね。

三木道三:そのあと、MINMIがどんどん才能を発揮していって、その情報は麻苧と共有していましたね。

MINMI:三木さんや麻苧さんと初めて出会った頃は、まだラバダブみたいなところに参加できている感じではなく、オープンマイク(ライブハウスで開催される誰でも歌えるイベント)に挑んでいるような状況だったんですよね。だから「レゲエを歌ってます」と言い切れる感じでは全然なく、でもジャズバーでアルバイトをしていたんですよ。ウェイトレスをしながら、歌の修行をさせてもらっていたんです。そんな感じであらゆるジャンルのボーカルの勉強をしていて。だから当時は「ジャズを歌ってる」と答えたと思うんですけど。

三木道三:そんな女の子がいつの間にか広瀬香美さんの事務所に所属して、それから『The Perfect Vision』で鮮烈なメジャーデビューを飾って、あれで「突き抜けたな」と感じたことはよく憶えています。

--MINMIさんは、三木道三さんの活躍ぶりをどんな心境で見ていたんですか?

MINMI:三木道三さんがアンダーグラウンドの中で『MIKI-FM 1997ヘルス』『MIKI-FM 1998メガヘルス』というアルバムを出されて、その時点で私たちの界隈はざわついていたんですよ。世間的には「『Lifetime Respect』の三木道三」という感じでしょうけど、私的にはメジャーデビューする前からジャパニーズレゲエシーンのスターダムに駆け上がっている認識だったんです。レゲエのフェスがどんどん盛んになっていった時期で、そこでも三木さんは大人気で、フェスの大目玉みたいな存在になっていた上での『Lifetime Respect』なので、私にとっては『Lifetime Respect』で「おー、来たな!」という感じではなかった。それぐらいジャパニーズレゲエシーンでは凄い存在になっていたので、元々同じ時期に無名同士で修業をしていた身としては「追いつきたい」というか、勝手なライバル心を抱いてはいました(笑)。その頃の私はまだ世間に知られていなかったので、いつか自分の活躍ぶりも三木さんに知ってもらいたいなって。

三木道三:実際、そのあとに活躍ぶりを知ることになりましたからね。麻苧と「今、こんなアーティストが面白い」みたいな話を聞いている中でMINMIの名前もよく挙がっていて。麻苧に声かけられてバックヤードからMINMIのライブを観たりしていたんですけど、かなり脂に乗っていた最初の時期だったから「これは素晴らしいな」って思いました。麻苧には「俺みたいやと思った」と伝えましたね。

MINMI:本当ですか? うれしい。

<三木道三vsMINMI「今日初めて世界に生まれました」みたいな音楽を捉える戦い>

--どんなところが「俺みたい」と思ったんでしょう?

三木道三:その当時は、盛り上げるのは僕がぶっちぎりだったんですよ。で、MINMIが活躍し出して、そのライブを観に行ったときに僕はもう引退していたので。『The Perfect Vision』でMINMIがメジャーデビューした2002年には、僕は現役を退いていたんです。なので、自分はもうプレイヤーの気持ちじゃなくて、気楽にMINMIのライブを観ていたから「俺みたいな奴が出てきた」と素直に思いましたね。それは自分の中では最大の誉め言葉なんですけど、MINMIとダンサーのJUNKO、このふたりが「俺みたいやな」って。めちゃくちゃ盛り上げていて、文句の付けようがないぐらい素晴らしかった。僕は引退後はブラジルに通ったりしていたので、そのあとの日本のレゲエシーンのことは詳しく知らないんですけど、MINMIがどんどん膨らましていっているのは知っていたし、ずーっとパワフルなまんまやなって。というか、パワーが年々増していっている。その活躍ぶりはしっかりキャッチしていました。

--MINMIさん、今の話を聞かれていかがですか?

MINMI:いや、もう恐縮するぐらい嬉しいですね。三木さんを見上げていたときに、私も三木さんのステージを観ていて、盛り上げる力とか、お客さんとのコミュニケーションのやり取りや駆け引きとか、とにかくめちゃくちゃ見事で。そんなエンターテイナーから楽屋とかで言ってもらえたアドバイスは今も私の中で物凄くしっかり生きていますし、そんな三木さんとこうやって一緒に曲を作ってリリースする日がやってくるなんて……それこそ25年前とか20年前の私からしたら夢のような出来事だし、やっぱり「三木さんに認められたいな」という想いはたくさんある夢のうちのひとつだったので、今回コラボレーションできたことは本当にうれしいです。

--これがリリース作品としては初のコラボレーションになるんですかね?

MINMI:実は以前、麻苧さんを介して「三木とMINMIでBESの作品に携わってほしい」というチャンスをもらって、そのときも「ここで初めてプロフェッショナルとして一緒に曲を作るわけだから、認められるようにしなきゃ。三木さんからの挑戦を乗りこなすんだ!」みたいな気持ちがあって(笑)。

三木道三:僕がBESというカエルスタジオ所属のアーティストをずっとプロデュースしていて、それで「MINMIにもコンビネーションで参加してもらおう」ということで作った曲があって、それは男性パートも女性パートも歌詞も僕がほぼぜんぶ書いちゃって「これ、歌ってくれ」みたいな感じだったんですけど、物凄く難しいメロディーで、テンポ感もJ-POPじゃなくて結構ハードルの高い曲だったんです。でもMINMIはとんでもない勢いで乗りこなしてきて……「スゴいな!」と驚いちゃって(笑)。MINMIがブースから出た瞬間「さすが!」とお互いに称え合ったことを憶えています。

MINMI:いや、もう私もね、ありとあらゆる音楽を聴いて勉強してきたつもりなんですけど、三木さんの作られる歌詞と、あとブラジルを通ってきたからなのか、凄いリズム感のところで言葉をはめられるし、もう本当に0.01秒のズレも許されないタイミングで歌わなきゃいけなかったりするんですよ! それを「こう歌うんやで」と言われてキャッチしていくんですけど、その度に「私のぜんぶの細胞でキャッチしろ!」みたいな(笑)。それぐらい凄いんですよね。作られるメロディーとビートに対しての乗せ方が本当にオリジナルで、どこにもない、未だかつてない乗せ方なんですよ。ジャズって音楽的に高等な技術や音楽理論を求められるんですけど、それを以ってしても太刀打ちできない。ブラジルと民族的なモノといろいろ絡まって出来る三木さん節というか「今日初めて世界に生まれました」みたいな音楽を捉える戦いだったんで、凄く良い緊張感で臨ませてもらいました。

--こうして話を聞くと、三木さんに物凄く刺激を受けてきた音楽人生だったんですね。

三木道三:ただ、こうやって褒めてくれたり、僕に認められるように頑張っていたと言ってくれたりするんですけど、先程も申し上げたように僕は2002年にいっぺん引退していて。それから20年経って、体力やその他諸々衰えていく中で、MINMIはずっとパワフルなままやから、今一度ここでコンビネーションするにあたって「MINMIのこれまでのクリエイティヴィティとパワーに見合ったモノを提供できるのかな?」と正直思ってはいたんですよ。だから昔はこっちがパワフルな先輩やったけど、今回は「ダメだったらダメでいいんで、チャレンジさせてもらってもいいですか?」みたいな感じでした(笑)。

<MINMI×三木道三を繋いだ存在へ「天まで届け 大花火!!!」>

--それでも今回コラボレーションしたいと思った要因が何だったんでしょう?

三木道三:僕は『Lifetime Respect』から知ってもらった方が多いんですけど、僕からしたらそれってほとんど三木道三時代最後の活動なんですよ。それまでずっとシーンを切り開く活動をしていて「とりあえずやりきったね」ということで心置きなく引退したんですけど、ジャパニーズレゲエもブームを迎えてしばらく経って今は停滞期なんですよ。その中でみんな年齢も重ねて、コロナ禍もある状況下で「ここからどうすんの?」と。そこでもう一回切り開く作業をしたいなと思ってまず始めたことがPococha(ポコチャ)という生配信アプリで。ライブで食って来た奴であればあるほど「どうしようか」となっていたと思うんで、みんなのセーフティーネットをここで作りたいという想いもあったんですよね。ただ、ライブ配信の特性上すごく狭い世界なんで、さらに飛び出す動きをしなくちゃいけないなと。で、どこかのタイミングでまた表舞台に出て行く役割を演じなきゃいけないなと思っていたら、MINMIがPocochaで生配信しながら曲を作っていて。

--そこで繋がるんですね。

三木道三:その曲がすごく良くて。配信を観ながら「めっちゃええやん!」と僕がコメントして、「男性バージョンも作ろう。もしくはフィーチャリングバージョンも作ろうよ!」って働きかけたんですね。そしたら「良いですね!」と。この人は判断が早いんで「じゃあ、データ送りますんで」ってソロバージョン「HANABI」の音源データを送ってくれたんですね。そのイントロや間奏部分に僕の歌詞をバンバン入れていって、これはレゲエ文化で、歌のあいだにジャマイカンラップ、僕らの世界ではディージェイって言うんですけど、それを挟んでコンビネーション曲に仕上げていったんです。

MINMI:もうこれは感動がたくさんあって。この25年を経て一緒に歌えるということもすごく重みがあるし、私にレゲエを歌う場所を作ってくれた麻苧さんが亡くなられたんですけど、三木さんとのコラボレーションをすごく楽しみにされていたんですよ。よく「一緒に三木とやりぃや」みたいなことを言われていて、そのタイミングが来たんだなと感じたんですよね。あと、三木さんに「コロナ禍の中で現場を作る」とPocochaを教えてもらって、そこの志にも感銘を受けたし。もちろん音楽で食べていくことも大事だけれども、ファンのみんなに自分たちの仲間をシェアする、音楽をシェアする。この私たちのレゲエ独特の「シェアをする」という文化。ひとりじゃ出来ないことを実現できる文化。それを今まで私も麻苧さんと一緒にやってきて、今度は三木さんから提案してもらったので、その恩恵にあずかるだけじゃなく、自分もその一端を担って「みんなに繋がる何かがしたい」と思ったし、この曲を作ったことで三木さんも歌ってくれて、他のレゲエミュージシャンもこのサウンドのパワーを感じてくれて「自分のところで使いたい」と言ってくれて、リスナーも元気になってくれて、そうやってみんなに恩恵を分け与えることが出来ていく流れを今感じているんですよね。

--まさしくレゲエ的な広がり方ですよね。

MINMI:三木さんが今話したようなことを歌詞に入れてくれているんです。「MIN MIN みんなでWIN WIN WIN」みたいな、そういうムーヴメントをこの曲で広めていけそうな予感にすごくワクワクしているし、ふたりにとって大きな存在である麻苧さんに「届けたい、届くだろう」という気持ちもすごく感慨深いし、いろんな意味で物凄く思い入れのある曲になっています。

三木道三:その麻苧の存在が僕にとっても大きくて。麻苧の活動の導入部分は僕がきっかけを作ったことで色々繋げていったところはあるんですけど、その後は自分で会社を立ち上げて、いろんなアーティストのマネージメントや活躍の場所を提供するアクションに尽力していって、その過程でどんどん成長していったんですよね。そんな彼に教わったことは今でも僕の中で大きいし、2年ちょっと前に亡くなってハッキリと分かったんですけど、人として仕上がっていたと思うんですよ。そして、今は「今度はまた俺が彼がやり残したことをやんなきゃいけない」と思っていて、MINMIとのコンビネーションもそうだし、彼のお葬式の場でみんなから「声かけられました、叱ってもらいました、麻苧さんのおかげでチャンスもらいました」と言われてすごく喰らったんですけど、そういうことを僕もやっていかなきゃいけないと思ってます。今回のコラボ曲『花火』のイントロ部分にはそういう想いも込めているんです。MINMIとの25年、麻苧への感謝、3人で初めて出逢った日まで遡って、それで「天まで届け 大花火!!!」と綴っているんですけど、実はこの歌詞もPocochaでリスナーに相談しながら書いたんですよ。編集したり、レコーディングしている姿もずっと見せていて、イントロを吹き込み終わった後にエモさがMAXになっちゃって……涙腺崩壊して耐えられずに泣いちゃったんですよね。

MINMI:その神回の生配信がレコーディングのときにあって、ふたりで涙を流して、5分ぐらい何も喋れなくて……三木さんも肩震えちゃって「どうしちゃったの?」と心配されるぐらいの状況だったんですけど、そんなことになるレコーディングってアーティスト人生の中でそうそうないと思うんです。

三木道三:ないね。

MINMI:その状況に立ち会って、ファンのみんなが見守っている状況もないし。でもそれだけ思い入れのある歌がレコーディングできたので、自分で聴いていても「特別な想いが込められた音楽」と感じるし、このエネルギーは多くのリスナーの心にも刺さるんじゃないかなって思っています。

<これまでも「MINMIは天才」と思っていましたけど、本当に天才でした>

--間違いなく新たなジャパニーズレゲエ・アンセムになると思いますよ。

三木道三:この『花火』は我々ふたりのストーリーを表現した音楽でもあるし、日本のレゲエ界を代表するふたりと言っても過言ではないと思うので、レゲエ界のストーリーでもあるし、音楽シーンだけじゃなくライブ配信界の一大ムーヴメントにしたいという想いもあります。と言うのも、昔は日本語のレゲエなんて職業になっていなかったわけですよ。それをみんなでどんどん成立させていって、特に『Lifetime Respect』なんかは飛び抜けて、僕もテレビにちらほら出させてもらったりしたので、サウンドマンたちが「親に初めて認められた」みたいな(笑)。そういう体験をしてきているので、ライブ配信という狭い世界もヒット曲の力で変えていきたいし、そうやってライブ配信で今頑張っているアーティストとかライバーさん達の地位も引き上げたいんですよね。生配信中に視聴者が投げられる『花火』というアイテムがあるんですけど、あれが咲き乱れるような状況にしたい。そういう強い想いもあって、今回は「DOZAN11」名義じゃなく、もっとインパクトを出せるように久しぶりに「三木道三」名義で動くことにしたんです。

MINMI:プリプロのときからリスナーさんに聴かせながら作っていったんですけど、今日の完成、明日の完成、その次の日の完成みたいな感じで毎日ブラッシュアップしていって、自分だけのバージョンのときから手応えは物凄くあって、リスナーさんもそれこそ花火を打ち上げまくってくれる曲になったんですけど(笑)、三木さんが入ったことによっていろんな思い入れと、もちろんディージェイのスキルや言葉の面白さも加わって物凄くパワーアップしたんです。なので、この曲の好きなところはいっぱいあるんですけど、三木さんの「人生は最高」に重みを私はめちゃめちゃ感じていて。自分もこの曲を作ったときに「長い秋冬春を越えて……」という部分にコロナ禍を重ねたり、自分の不調や不況とも重なっていて、でもそれを乗り越えた先に「よっしゃ! アガるぞ!」という想いを込めて作っているし、聴いてくれる方々にも「今の大変な時期をどうか乗り越えてほしい」という想いを込めているんですけど、それらを「人生は最高」と一言で表現してみせた三木さんの説得力は凄いし、本当にみんなが元気になれる曲を作ることが出来たなって。

三木道三:この曲の凄いところは、何回聴いてもすぐ聴きたくなるんですよ。エモさとアガる激しさが両立していて、流れが物凄く素晴らしい。これまでも「MINMIは天才」と思っていましたけど、本当に天才でした。なので、この曲に参加できたことは本当に光栄です。製作者としても、リスナーとしても、最高の出来だと思っていますね。

MINMI:(そう言ってもらえて)泣きそうなぐらい、うれしいです。三木さんがここまで言ってくれる曲って凄いと思います。……感極まってしまいました。

--ひとつの曲が完成して、これだけ幸せな気持ちが溢れるって理想的ですよね。

MINMI:そうですね。だからこそ出来る限りたくさんの人に届けたいし、たくさんの人に届けられる力を持った曲だと思っているので、リリースされたらいろんなところで歌い継いでいきたい。しかも三木さんが『Lifetime Respect』以降「前に、前に」というスタンスじゃなかったのに『花火』と共に前に出て表現して歌って下さるっていう、これは凄く特別なことだと感じているので、ここから何年にもわたって「何度も聴きたい、何度も聴きました、何度も歌ってほしい」と言われる曲にしたいし、絶対にそうなると確信しています。この曲に対しては楽しみしかないですね。

Interviewer:平賀哲雄

◎配信シングル「HANABI」
2021/08/04 RELEASE
作詞:MINMI
作曲:MINMI / MaL(Part2style)
販売元:各種配信サイトにて
レーベル:MASTERBEAU
楽曲URL:https://linkco.re/Q5FNuvq6

◎配信シングル「花火」MINMI × 三木道三 ver.
2021/08/08 RELEASE
作詞:MINMI / DOZAN11
作曲:MINMI / MaL(Part2style)
販売元:各種配信サイトにて
レーベル:MASTERBEAU
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◎ツアー【Billboard TOUR 2021“HANABI” Road to 20th Anniversary】

2021年09月08日(水)ビルボードライブ横浜
1stステージ OPEN 14:30 / START 15:30
2ndステージ OPEN 17:30 / START 18:30
料金:サービスエリア \6,500
カジュアルエリア \6,000(1ドリンク付)
※ご飲食代は別途ご精算となります。
お問い合わせ:ビルボードライブ横浜 0570-05-6565

2021年09月10日(金)ビルボードライブ大阪
1stステージ OPEN 14:30 / START 15:30
2ndステージ OPEN 17:30 / START 18:30
料金:サービスエリア \6,500
カジュアルエリア \6,000(1ドリンク付)
※ご飲食代は別途ご精算となります。
お問い合わせ:ビルボードライブ大阪 06-6342-7722

2021年09月11日(金)ビルボードライブ東京
1stステージ OPEN 14:00 / START 15:00
2ndステージ OPEN 17:00 / START 18:00
料金:サービスエリア \6,500
カジュアルエリア \6,000(1ドリンク付)
※ご飲食代は別途ご精算となります。
お問い合わせ:ビルボードライブ東京 03-3405-1133

発売日 :
Club BBL会員先行=2021/8/10(火)12:00正午より
一般予約受付開始=2021/8/17(火)12:00正午より

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