2021/07/29
メンタル・ヘルスを優先して、東京オリンピック決勝を棄権した女子体操の米代表シモーネ・バイルズにジャスティン・ビーバーがエールを送った。
現地時間2021年7月28日、アメリカを代表する体操選手である24歳のシモーネの写真を自身のインスタグラムに投稿したジャスティンは、長文メッセージで彼女の決断を支持した。
「あなたが目の当たりにしている様々なプレッシャーを理解できる人はいないでしょう!」と彼は綴り、「面識はありませんが、棄権するというあなたの決断を心から誇りに思います。全世界を手に入れるために、自分の魂を失う意味という単純なことに尽きると思います。私たちの“ノー”という言葉が“イエス”よりもパワフルなことが時にあります。いつも愛していることが、自分の喜びを奪うようになったら、その理由を一歩下がって見極めることが重要です」と続けた。
自身のメンタル・ヘルスと向き合うため、2017年7月に【パーパス・ワールド・ツアー】の開催中止に踏み切ったジャスティンは、「“パーパス・ツアー”を完走しなかったことを人々はクレイジーだと思ったようですが、これは自分のメンタル・ヘルスのために行った最善の決断でした!!あなたのことを本当に誇りに思います@simonebiles」とメッセージを締めくくっている。
ジャスティンはツアーをキャンセルした当時、自身のインスタグラムで「自分の天職の価値が分かると、それを一層守りたくなる」と説明し、「今この時間を取るということは、僕が持続可能でありたいと言っているという意味なんだ……自分がなりたいような男、いずれなりたいような夫、そしてなりたいような父親になるために」と綴っていた。
現地時間7月28日、米国体操連盟はシモーネが翌日の体操女子個人総合決勝を棄権し、金メダルのオリンピック・タイトルを防衛しないことを発表した。この前日、彼女は心の準備ができていないと感じたため、団体総合決勝の最初の演技を終えた段階で途中棄権していた。
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