2021/07/21 17:30
テイラー・スウィフトが、【グラミー賞】と【カントリー・ミュージック協会賞】(CMA Awards)の選考から2008年にリリースした2ndアルバムの再録盤『フィアレス(テイラーズ・ヴァージョン)』を辞退したことがわかった。
彼女が所属するリパブリック・レコードの担当者は、「慎重に検討した結果、テイラー・スウィフトは今年の【グラミー賞】と【CMA Awards】のどの部門にも“フィアレス(テイラーズ・ヴァージョン)”を提出しないことになりました」と述べた。「“フィアレス”はすでに【グラミー賞】で<最優秀アルバム賞>を含む4部門、【CMA Awards】では2009年に<年間最優秀アルバム賞>を受賞し、現在までで最も多くの賞を受賞したカントリー・アルバムです」と続けた。
さらに、2020年12月にリリースした9thスタジオ・アルバム『エヴァーモア』は、【グラミー賞】の対象となるすべての部門の選考に提出されると声明で述べた。この決断は、テイラーの2作品で票が割れる可能性を避け、『エヴァーモア』に票を集中させることになる。今回の件について、【グラミー賞】を主催するレコーディング・アカデミーとカントリー・ミュージック協会からコメントは得られなかった。
今年の【グラミー賞】で<最優秀アルバム賞>を獲得した『フォークロア』発売から5か月後にサプライズ・リリースされた『エヴァーモア』は、テイラーにアルバム8作連続の初登場1位をもたらした。また、『エヴァーモア』は今年6月に米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で1位に再浮上し、テイラーは全ジャンルのアルバム・チャートで1位を獲得した週数がザ・ビートルズと故エルヴィス・プレスリーに次いで3番目に多いアーティストとなった。7月13日に公開されたMRCデータの中間発表によると、『エヴァーモア』のアナログ盤は14万3,000枚以上を売りげて1位となり、全フォーマットでは81万8,000枚で8位にランクインした。
スクーター・ブラウンは、テイラーの初期6作のアルバムの権利を持っていたビッグ・マシーン・レーベル・グループを2019年に買収したが、その後、テイラーは再発盤『フィアレス』をリリースした。また、昨年スクーター・ブラウンのイサカ・ホールディングスは、このカタログをシャムロック・ホールディングスに売却した。
7月19日に発表された米ビルボード“Global Money Makers”の2020年版で、テイラーは2位にランクインしており、2020年の推定総収入は4,140万ドル(約45億5,000万円)だった。
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
1
【ビルボード 2025年 年間Top Lyricists】大森元貴が史上初となる3年連続1位 前年に続き5指標を制する(コメントあり)
2
【ビルボード 2025年 年間Artist 100】Mrs. GREEN APPLEが史上初の2連覇を達成(コメントあり)
3
【ビルボード 2025年 年間Top Albums Sales】Snow Manがミリオンを2作叩き出し、1位&2位を独占(コメントあり)
4
【ビルボード 2025年 年間Top Singles Sales】初週120万枚突破の快挙、INI『THE WINTER MAGIC』が自身初の年間首位(コメントあり)
5
<年間チャート首位記念インタビュー>Mrs. GREEN APPLEと振り返る、感謝と愛に溢れた濃厚な2025年 「ライラック」から始まった“思い出の宝庫”
インタビュー・タイムマシン







注目の画像



スクーター・ブラウン、テイラー・スフィフトの初期6作を買収したことについて語る
テイラー・スウィフト、『エヴァーモア』の全米首位返り咲きを喜ぶ「愛しています、心から」
テイラー・スウィフト、『エヴァーモア』のアナログ盤が集計開始以降最高の週間売上を記録
テイラー・スウィフト、ポップ転向への片鱗を見せた『フィアレス(テイラーズ・ヴァージョン)』収録の未発表曲を明かす
【第63回グラミー賞】テイラー・スウィフト『フォークロア』が<年間最優秀アルバム>を受賞










