2013/02/19
3月末に奇跡の来日公演が控えるシュギー・オーティスが1974年にリリースした傑作アルバム『インスピレーション・インフォメーション』のリマスター音源と幻の未発表アルバムをカップリングした新作『インスピレーション・インフォメーション/ウィングス・オブ・ラヴ』を4月24日、ソニー・ミュージックより発売することが決定した。
R&B史に燦然とその名を刻む、かのジョニー・オーティスの息子で1960年代から活躍していたシュギーは「15歳でアル・クーパーとセッション」、「ローリング・ストーンズからのメンバーの誘いを断った」、「クインシー・ジョーンズからのプロデュースの申し出を断った」など数々の逸話を持ち、まさに“伝説”と呼ぶに相応しいギタリスト兼シンガーだ。
今回リリースされる作品『インスピレーション・インフォメーション/ウィングス・オブ・ラヴ』は2枚組で、ディスク1にはシュギー3枚目のソロ作にして最高傑作との呼び声高い1974年発表のアルバム『インスピレーション・インフォメーション』のリマスタリングに未発表曲4曲を収録したもの。ディスク2は1975年以降に録音され、長く未発表のまま眠っていた14曲をアルバム『ウィングス・オブ・ラヴ』としてまとめたもので、彼の伝説と未だ計り知れぬその才能を存分に堪能できる“完全盤”となっている。
ほぼすべての楽器をひとりで演奏~多重録音する多才さ、一聴するとローファイなブルース~ファンクながらも浮遊感漂うギター・サウンド、味わい深い歌声は、聴き込むごとにクセになると高く評価された。1990年代以降もレニー・クラヴィッツが絶賛、デヴィッド・バーン(トーキング・ヘッズ)が主宰するレーベル「ルアカ・バップ」からCDが再発されて、日本でもミュージシャンやDJを中心にさらに評価が高まっていた。近年では、ラファエル・サディークやモス・デフ、ショーン・オヘイガン(ハイ・ラマズ)、DJのジャイルズ・ピーターソンらがジャンルを超え熱烈なリスペクトを表明。意外なところでは、ビヨンセがシュギーの楽曲をサンプリングに使っていたことも話題となった。
現在59歳のシュギーだが、昨年からツアーも再開。ヨーロッパ~全米ツアーを行い、3月末にはビルボードライブ東京での来日公演も決定している。本格的なツアーは約25年ぶりだが絶好調の様子で、ステージはホーン・セクションも含め8人編成のバンドで行われる予定。
父親のバンドのメンバーとして1971年に初来日を果たして以来、42年ぶりとなる今回の来日について、シュギーは「自分のバンドとしては初めての日本公演だから、とても楽しみにしているよ!」とのこと。伝説のギタリストによる奇跡の来日公演をぜひ目に焼きつけていただきたい。
◎商品情報
『インスピレーション・インフォメーション/ウィングス・オブ・ラヴ』
シュギー・オーティス
2013/04/24 RELEASE
EICP30005~6[2枚組] 2,835円(tax in.)
◆高品質Blu-spec CD2仕様
◆DISC1『インスピレーション・インフォメーション』
オリジナル・アルバム(リマスター)+未発表曲4曲収録
◆DISC2『ウィングス・オブ・ラヴ』全曲未発表音源
◆豪華ブックレット
◆解説/歌詞・対訳付き
◎公演情報
日時:2013年3月31日(日)~4月1日(月)
会場:ビルボードライブ東京
More Info:http://bit.ly/V7j4MM
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