2021/07/19
マニック・ストリート・プリーチャーズが、2021年9月3日にリリースする、通算14作目、前作から3年ぶりとなるスタジオ・アルバム『ジ・ウルトラ・ヴィヴィッド・ラメント』から、収録曲「ザ・シークレット・ヒー・ハド・ミスド」を配信し、同曲のミュージック・ビデオも併せて公開となった。
同曲は、米NYブルックリン出身の3ピース・バンド、サンフラワー・ビーンのジュリアン・カミング(Vo)をゲストに迎え、彼女のゴージャスかつ冷たいヴォーカルがフィーチャーされている。転がるようなABBA風のピアノ・ラインと、跳ねるように続くリズム・トラックがマニックスさを感じさせる。ちなみに同曲は、彼ら4thアルバム『エヴリシング・マスト・ゴー』収録の「ザ・ガール・フー・ウォンテッド・トゥ・ビー・ゴッド」の“いとこ”的存在にあたるとの事、改めて聴き比べてみるのも面白いだろう。
ミュージック・ビデオはウェールズ・ニューポート生まれの女優エイミー・フィオン・エドワーズ(『ピーキー・ブラインダーズ』 / 『ザ・ディテクトリスツ』 / 『スキンズ』)が主演しており、バンドのビジュアル・コラボレーターを長年務めるキーラン・エヴァンス監督のもと、ウェールズのテンビーとニューポートのドルマン・シアターで撮影された。
いよいよ9月にリリースされる最新アルバム『ジ・ウルトラ・ヴィヴィッド・ラメント』。今作は彼らのアルバムとしては初めて、ギターよりもピアノで当初の着想を得た作品。レコーディングは2020年から21年にかけての冬、長年のコラボレート相手デイヴ・エリンガ(ザ・フー)と共にウェールズ・モンマスのロックフィールドと、彼らがニューポートに所有するドア・トゥ・ザ・リヴァー・スタジオで行われ、その後デヴィッド・レンチ(ブロッサムズ、フランク・オーシャン、アーロ・パークス)がミキシングを手がけた。収録曲は内観、静かな激情と崇高でたまらなく魅力的な曲を完璧な形で融合。これらの要素はオープニングの日本人にとっては興味深いタイトル「スティル・スノーイング・イン・サッポロ」のアンビエントなハミングから、エンディングまで全体にわたっている。完全生産限定盤は同作のデモ音源などを含む全13曲収録のCDも含む、2枚組仕様。日本盤CDのみボーナス・トラック2曲が追加収録される。
コロナ禍のためバンド史上最長のライヴ活動休止を余儀なくされたが、9月から新作を引っ提げて14日間にわたる全英ツアーを予定している。その前には既に発表されているフェスティバルへの出演もある。
◎リリース情報
アルバム『ジ・ウルトラ・ヴィヴィット・ラメント』
2021/9/3 RELEASE
https://lnk.to/ManicsTheUltraVividLament
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