2021/07/17 04:15
Team申・第5回本公演「君子無朋(くんしにともなし)~中国史上最も孤独な『暴君』雍正帝~」の取材会が16日、東京都内で行われ、出演者の佐々木蔵之介、中村蒼ほかが出席した。
本作の主人公は、清の第5代皇帝で、玉座に座ることなく執務室で毎日20時間働くほど勤勉だったとされる“雍正帝”。佐々木がドキュメンタリ-番組の中国ロケをきっかけに雍正帝に興味を持ったことが、今回の舞台化につながった。
雍正帝役の佐々木は「紫禁城は広いですけど、2LDKぐらいの部屋にずっと閉じこもって、地方の役人に手紙ばかり書いていた人。元祖テレワ-クみたいなことをして、過労死した人。趣味がコスプレ」と人物像を紹介した。
佐々木は「雍正帝が役人たちに送った手紙には、汚い言葉が並んでいた。調べていくと面白くて『この人は、ただの独裁者じゃないぞ』と。(時代の)前後を見ても、『あれ、この人すっげ-ことやっているな』と思ったのが、作品化しようと思ったきっかけ」と明かした。
そんな雍正帝と直接対峙(たいじ)する地方官オルク役の中村は、役作りについて聞かれると、「ただただ東(憲司)さんの演出にしがみつき、キャストの皆さんに置いていかれないように夢中でやっている。その必死にもがいている感じが、結果的にオルクの真っすぐさ、誠実さにつながればいいかなと思っています」と語った。
また、「蔵之介さんは目の奥に鋭いものを持っていて、目の前でお芝居をしていると、勝手に試されている気がして恐縮してしまう。なので、皇帝と地方官という関係性は、蔵之介さんの眼力のおかげで、自然に作っていけたら」とコメント。これを聞いた佐々木は「パワハラやん」と笑った。
エンタメ OVO
関連記事
【インタビュ-】舞台「君子無朋~中国史上最も孤独な『暴君』雍正帝~」佐々木蔵之介、11年ぶりの主宰公演で初の皇帝役「ただの暴君では終わらない」
【インタビュ-】ドラマ「ネメシス」中村蒼「いかに格好良く振る舞えるかを考えている」 勝地涼と伝説の刑事に憧れる凸凹コンビ役
「『平らかな世とは?』という光秀との問答が物語のキ-に」佐々木蔵之介(羽柴秀吉)【「麒麟がくる」インタビュ-】
いよいよクライマックスへ!「“本能寺の変”は、これまでにない新しいものに」長谷川博己(明智光秀)染谷将太(織田信長)佐々木蔵之介(羽柴秀吉)【「麒麟がくる」インタビュ-】
【インタビュ-】映画『記憶屋 あなたを忘れない』佐々木蔵之介「山田くんとの共演では、絶妙なバディ感を目指しました」最新News
アクセスランキング
1
【先ヨミ・デジタル】玉置浩二「ファンファーレ」ふたたびDLソング首位走行中 『ズートピア』主題歌シャキーラが上昇中
2
<インタビュー>HANA、「NON STOP」に込めた“止まらない”覚悟――【BMSG FES】に『紅白歌合戦』出場、怒涛のデビューイヤーを駆け抜けて
3
「終幕のロンド -もう二度と、会えないあなたに-」「一体どんな終幕を迎えることになるのか」「この脚本だと、演者の皆さんは大変だと思う」
4
AI、新曲「Not So Different」&「ハピネス」アコースティックver.をパフォーマンス
5
BE:FIRST&Number_iが総合首位、back number「ヒロイン」がグローバル上昇、雨穴が喜びのスピーチ:今週の邦楽まとめニュース
インタビュー・タイムマシン
注目の画像