2013/02/15
マックルモア&ライアン・ルイスの「スリフト・ショップ」が4週目の首位を獲得した2月最終週(2月23日付)のシングルチャート。2月トータルでもこの曲がぶっちぎりのセールスを誇り、月間最優秀レコードを獲得した。
2位も引き続きブルーノ・マーズの「ロックド・アウト・オブ・ヘヴン」が粘り強く停滞中のなか、9位には早くもセカンドシングルとしてリリースされた「ウェン・アイ・ワズ・ユア・マン(邦題:君がいたあの頃に)」が先週の22位からジャンプしてトップ10入りを果たした。これでブルーノがソロでリリースしたシングル全6曲がトップ10ヒットに至り、同アルバムから輩出した2曲がトップ10内に同時ランクインするという快挙を成し遂げたが、デビュー盤『ドゥー・ワップス&フーリガンズ』からナンバー・ワンを獲得した「ジャスト・ザ・ウェイ・ユー・アー」、「グレネード」で、すでにこの記録は獲得済み(2度目の快挙)だ。出来上がったばかりのミュージックビデオも好評で、「ロックド・アウト・オブ・ヘヴン」ではスライ&ザ・ファミリー・ストーン風のファンキーな仕上がりだったのに対し、今作「ウェン・アイ・ワズ・ユア・マン」ではビリー・ジョエルのような弾き語り形式のスタイルに。どちらにしても、70年代モノがお好きなようです。
今週、トップ10入りを果たしたもう1曲は、マルーン5の「デイライト」(7位)。自身7曲目のトップ10ヒット「ムーヴス・ライク・ジャガー」から4曲連続のランクイン。大きくポイントを伸ばしたのはマルーン5だけでなく、今週はグラミー賞のノミネート作品、パフォーマンス陣の動きが目立ったシングルチャートだったといえる。例えば、トップ10圏外に早くも後退したジャスティン・ティンバーレイクの「スーツ&タイ」が8位に再浮上したり、12位のアリシア・キーズ「ガール・オン・ファイア」もポイント上昇、最もその影響を受けたのはマムフォード&サンズで「アイ・ウィル・ウェイト」は先週の26位から15位までアップ。ブルーノ・マーズやテイラー・スウィフトも相変わらずの強さをみせているし、主要2冠を堂々獲得したファン.のサードシングル「キャリー・オン」も先週の65位から43位へとスーパージャンプしている。
初登場はフォール・アウト・ボーイの「マイ・ソングス・ノウ・ホワット・ユー・ディド・イン・ザ・ダーク」。今年リリース予定のニュー・アルバム『セーブ・ロック・アンド・ロール』からの先行シングルが、26位デビューと好調な滑り出しで、国内で予定されていた発売日も、5月8日から4月中旬に早まったとのことだ。
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