2021/06/08 17:45
60年以上のキャリアを誇る、御年81歳のトム・ジョーンズが、米NPRの人気企画『Tiny Desk (home) Concert』に出演した。
「よくあることさ(イッツ・ノット・アンユージュアル)」、「ホワッツ・ニュー・プッシーキャット?」、「デライラ」などの名曲で知られるジョーンズは、この日ジャズ・カルテットの演奏に合わせて、今年4月にリリースされ、全英1位に輝いた41枚目のスタジオ・アルバム『サラウンデッド・バイ・タイム』からカヴァーを3曲を披露した。
ボブ・ディランの大ヒット作『欲望』(1976年)に収録された「コーヒーもう一杯」のカヴァーでパフォーマンスをキックオフした彼は、続いてマルヴィナ・レイノルズによる1971年のフォーク・ソング「ノー・ホール・イン・マイ・ヘッド」 のソウルフルなカヴァー、そしてボビー・コールによる「アイム・グローイング・オールド」のカヴァーを披露した。米NPRによると、この曲は50年以上前にジャズ作曲家のコールが当時33歳だったジョーンズに歌うように提案したそうだ。その色褪せることのない魅惑のバリトン・ボイスを見せつけたジョーンズが、昨年の夏にレコーディングしたこれらの楽曲のライブ・パフォーマンスを行うのは今回が初となった。
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