2013/02/12
一昨年にアニメ『SKET DANCE』のオーディションより選ばれた3人組バンド The Sketchbookが、2月9日にワンマンライブ【OverRe:Action】の渋谷WWW公演を行った。
彼らは1月に2013年第1弾シングル『スプリット・ミルク / REFLECT』をリリースし、日本テレビ系『ハッピーMusic』『音龍門』や『SKET DANCE』ジャンプコミックス同梱版DVDテーマソングなどのタイアップを獲得。若年層を中心に着実に人気を集めている新星バンドだ。
大阪、名古屋と巡り最後の【OverRe:Action】となった今回の公演は、開演日を待たずしてチケットが完売。超満員の観衆が待つ中、胸を張ってステージに現れた3人は、2ndアルバム『Re:Action』収録曲よりライブをスタートした。
このアルバムは今回のライブタイトルと繋がる1枚で、ゴールデンボンバーも手掛けるtatsuoが全面的に関わった前作とは異なり、全ての楽曲の作詞作曲をメンバー3人が担当した意欲作だった。アッパーチューンを畳みかけるその姿には確かな成長が刻まれており、多田宏(vo,b)は頼もしい表情で観衆の熱気を煽っていく。
中盤も同作収録曲を中心に続けていった彼らは、会場がすっかりあたたまった頃に満を持して前述の最新シングル曲「スプリット・ミルク」をセレクト。紅一点のギタリスト 小原莉子が奏でるラウドなカッティングをきっかけに、疾走感のあるビートで突き進む同曲のエネルギーで歓声を集めると、その後も勢いのあるロックチューンで本編全15曲を駆け抜けるように披露していった。
そしてアンコールでは、The Sketchbookで初めて渡邊悠(dr)が作曲した「ドロップ」に、もう一つの最新シングル曲「REFLECT」もと、最後まで熱量を下げることなく観衆と最高の一時をすごした彼ら。MCではステージ後方にかけられたニューバージョンのバンドロゴを紹介し、そのフラッグを背負ってこれからも全力で活動していくことを誓う一幕もあった。自ら“企画から生まれたバンド”とした上で、個性やオリジナリティをどう表現するのか常々考えているという彼らだが、この日のライブはバンドとしての自立を表明する堂々たるアクトが何より印象的だったといえるだろう。
翌日からはシングル『スプリット・ミルク / REFLECT』発売記念イベントのため全国へ。3月まで各地を巡るハードなスケジュールが続いていくが、3月20日には昨年秋に開催した初ワンマンの模様を収めたライブDVDのリリースも決定している。
◎ワンマンライブ【OverRe:Action】
2013/02/09(土) at 渋谷WWW
セットリスト:
01.シークレット
02.道(http://youtu.be/FeiF8oDt3jk)
03.ウォーターカラー
04.Loop
05.やまない声
06.君の声を聞けば
07.Lost Word
08.brainwash
09.でも思い出せない 最後の君の表情を・・・
10.Storie
11.Runway
12.スプリット・ミルク(http://youtu.be/jpYypftJJqc)
13.覚醒
14.Image
15.Startup
En1.ドロップ
En2.REFLECT
En3.Colors(http://youtu.be/bHiCQ7YHRvU)
◎DVD『The Sketchbook DVD(仮)』
2013/03/20 RELEASE
AVBA-62322 5040円(tax in.)
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