2021/06/02 08:00
『映画 太陽の子』の主題歌に福山雅治「彼方で」が起用されることがわかった。
原子の力を利用した新型爆弾の開発を背景に、未来に向けて戦下を逞しく駆け抜ける若者たちの等身大の姿を描く同作。1945年の日本を舞台に、原子核爆弾の研究開発を進める京都帝国大学・物理学研究室の科学者・石村修、建物疎開で家を失なった幼馴染の朝倉世津、戦地から一時帰郷した修の弟・裕之の物語が展開される。石村修役を柳楽優弥、朝倉世津役を有村架純、裕之役を三浦春馬が演じる。
過去に原子爆弾が投下された故郷長崎に現存する被爆樹木を通じ、「平和への願い、生命の逞しさ」を発信する「KUSUNOKIプロジェクト」のプロデューサーを務める福山雅治の楽曲を製作陣が熱望。修、世津、裕之、3人が時代に翻弄されながらも懸命に生きていく姿と、愛する者への思いを描いた本作に共感し、大きく感動した福山は、鑑賞後に製作陣の本作に込めた思いとテーマをヒアリングし打ち合わせを重ねていったという。「彼方で」は昨年12月リリースされたアルバム『AKIRA』の収録曲で、福山は「この歌は、旅立つ者にいつかまた巡り逢えると信じて生きてゆく、残された者の祈りの歌です。修、世津、裕之、三人の互いを愛する心が、時空を超え、平和と呼べる未来で出逢って欲しいと切に願いました」と話している。
発表とあわせて予告編が公開。また、6月4日からTOHO シネマズ日比谷ほか、一部劇場を除く全国の上映劇場で特製クリアファイル付ムビチケが販売される。
◎福山雅治 コメント
僕自身の祖父母、両親は、1945年8月9日の長崎を生きていました。奇跡的に大きな被害を免れましたが、それは恐ろしく苛烈な現実だったと聞いています。『映画 太陽の子』は、そんな過酷な時代を懸命に生きた人たちの物語。人間は、その生まれた時代や逃れられない現実によって、かくも美しく、と同時に、時に愚かな選択をしてしまうのかと。僕にとって本作は、遠い過去の話ではなく、自分ごととして、そして今に続く『平和な世界への願い』という人類の未来へ向けてのメッセージを受け取った映画でした。すべての生命が等しく生きられる世界、また、そういう時代へと、未来へと向かっていくための願いが込められた本作に、歌という形で関わらせていただけるこのオファーを、大切に、光栄に受け止めています。
◎映画情報
『映画 太陽の子』
2021年8月6日(金)全国公開
監督・脚本:黒崎博
主題歌:福山雅治「彼方で」
音楽:ニコ・ミューリー
出演:
柳楽優弥
有村架純
三浦春馬
イッセー尾形
山本晋也
ピーター・ストーメア
三浦誠己
宇野祥平
尾上寛之
渡辺大知
葉山奨之
奥野瑛太
土居志央梨
國村隼
田中裕子
配給:イオンエンターテイメント
(C)2021 ELEVEN ARTS STUDIOS / 「太陽の子」フィルムパートナーズ
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