Billboard JAPAN


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2021/06/04

【ビルボード 2021年上半期UGC Songs】Kanaria「KING」が通算16回の首位で上半期制す、2位はAdo「うっせぇわ」がチャートイン

 2021年上半期Billboard JAPAN UGCソングチャート“Top User Generated Songs”で、Kanariaの「KING」が首位を獲得した。

 本チャートは踊ってみた動画など、YouTubeで公開されているユーザー生成コンテンツのみを集計した新チャートだ。Kanaria「KING」は、本チャートの第一回目の発表となった2020年12月2日公開分で首位を獲得すると、通算17度の首位を獲得し、2021年上半期チャートを制した。本楽曲はキズナアイや、にじさんじのメンバーなど、数多くのVtuberが動画を投稿し、最新チャート(2021/6/2公開)でも3位に。公式動画の再生数やダウンロード、ストリーミング数はそこまで大きな上昇は見られないものの、2021年1月27日公開以降、カラオケ順では30圏内をキープしており、下半期以降もUGCを中心に盛り上がりは続きそうだ。

 続く2位は、Ado「うっせぇわ」がチャートイン。1月13日公開の本チャートで首位を獲得し、通算8度の首位を獲得。「うっせえわ」は、UGCのみならず公式動画も2020年11月4日公開チャート以降トップ30圏内をキープしており、UGC、公式ともに非常に多くの視聴数をキープしている。特に、1月22日放送の『ミュージックステーション』に電話インタビューでテレビ初出演すると、チャートが急上昇。ストリーミングは1月27日公開チャートで12位から5位、ダウンロードは13位から1位と大きく上昇し、3月10日公開の総合ソング・チャート“JAPAN HOT 100”では総合首位を獲得するという強さを見せた。

 その他、トップ10にはBTS「Dynamite」やYOASOBI「夜に駆ける」、Eve「廻廻奇譚」など上半期ストリーミング・チャートでトップ10を獲得した楽曲がチャートイン。これらはストリーミング数以外にも、カラオケや公式動画の再生数でも高ポイントを獲得している。ストリーミングや動画など、どのメディアをきっかけにヒットするかは楽曲によってさまざまだが、UGCがチャートに与える影響は非常に大きいということが分かる上半期チャートとなった。最新チャートでは、Ado「踊」や星野源「不思議」などが上昇しており、下半期以降どのような動きを見せるのか、引き続き注目だ。

◎【2021年上半期Billboard JAPAN Top User Generated Songs】トップ10
1位「KING」Kanaria
2位「うっせぇわ」Ado
3位「Dynamite」BTS
4位「夜に駆ける」YOASOBI
5位「グッバイ宣言」Chinozo
6位「かくれんぼ」優里
7位「Boy With Luv (feat. Halsey)」BTS
8位「廻廻奇譚」Eve
9位「Poppin' Shakin'」NiziU
10位「Take a picture」NiziU

集計期間:2020年11月23日(月)~2021年5月23日(日)

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