2021/05/26
先週末『サタデー・ナイト・ライブ』(SNL)に音楽ゲストとして出演したリル・ナズ・Xは、「モンテロ(コール・ミー・バイ・ユア・ネーム)」のパフォーマンス中に起きた衣装トラブルで、危うく放送事故を起こしそうになった。
『SNL』の2日後、米トーク番組『ザ・トゥナイト・ショー』に出演した彼は、このハプニングについて「セクシーなドロップ・ダウンをしながらポールを降りていった瞬間、風を感じました。確実に、風が吹いていました」と語った。「そして、何かが飛び出すような感じがして……お願いだから、もうテレビで放送されていないでと思いました」と説明した。
『SNL』は生放送のため、アクシデントもそのままオンエアされてしまう。素人目には、刺激的なパフォーマンスの一環に思えたかもしれないが、そうではなかったようだ。誰もが悪夢で経験したことのあるような瞬間から、リス・ナズ・Xは見事なセーブをした。彼は、「注意深く聞くと、破れる音が聞こえると思います」と振り返った。この出来事は計画されたものでもなければ、宣伝目的でもないと彼は強調した。彼は「公衆の面前で、わざとパンツを破ったりしません」と司会者のジミー・ファロンと共同司会を務めていたフー・ファイターズのデイヴ・グロールに語った。
衣装トラブル以外の試練にも直面したそうで、2週間に及ぶ入念なリハーサルの後、ダンサーの一人が新型コロナウイルスに感染してしまったと彼は明かした。本番までの24時間で新しいダンサーのチームを編成する必要があり、彼は「本当にゾっとしました」と説明した。
また、彼は全米No.1を獲得したシングルを含むデビュー・アルバム『モンテロ』について語り、「これは、私の人生のすべてです」と述べ、「正直で、100%の私です」と強調した。この作品では、「自分のセクシャリティや自分自身を探求していて、成長物語や失恋のようでもあります。ここ2、3年は、(失恋が)多かったです」と続けた。
リル・ナズ・Xは「オールド・タウン・ロード」で米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”史上最長の19週にわたり首位を獲得し、最新ヒット曲「モンテロ(コール・ミー・バイ・ユア・ネーム)」は、“Hot 100”と米ビルボード・グローバル・チャート“Global 200”で1位に輝いた。この夏発売予定のデビュー・アルバムは、「誰もが楽しめるもの」だと彼は断言している。
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