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2021/05/21

リル・ナズ・X、カミングアウト前の苦悩を赤裸々に歌った新曲「サン・ゴーズ・ダウン」公開&MVでは父親と共演

 リル・ナズ・Xが、新曲「サン・ゴーズ・ダウン」を2021年5月21日にリリースし、涙を流し苦悩する過去の自分を励ます、切なくも心温まるミュージック・ビデオも公開した。 

 今年3月にリリースしたシングル「モンテロ(コール・ミー・バイ・ユア・ネーム)」(以下、モンテロ)で全米初登場1位を獲得し、その後も、米ビルボード・グローバル・チャートで合計5週間1位を獲得し男性ソロアーティストとして最長記録を樹立するなど、飛ぶ鳥を落とす勢いのリル・ナズ・X。

 新曲「サン・ゴーズ・ダウン」は、3月にリリースした「モンテロ」とはうってかわって、リル・ナズ・X史上最も赤裸々に過去の苦悩をさらけ出したミッド・バラード。10歳のころから友達から意地悪され、自分の唇の厚さや肌の色を他人と比べては孤独を感じ、ゲイだとバレないかと怯えていた辛さなど、若き頃の自分の苦しみを吐露している。

 ミュージック・ビデオでは、人生初のアルバイトをしたというファーストフード店のタコベルで働いていた頃や、自分の寝室で人知れず悩んでいる様子など、元気がない様子の当時の自分をリアルに表現している。しかし、本人がSNSで過去の自分を「元気づけるために力を尽くすんだ」と説明していた通り、暗い過去を振り返るだけでは終わらない。

 プロム(アメリカやカナダなどで高校の年度末に開かれるダンス・パーティ)に参加するも、周りがパートナーと楽しそうに過ごしているのを目撃し、トイレに逃げ込み泣き崩れている過去の自分のもとに寄り添う現在のリル・ナズ・X。それに勇気づけられたように涙をぬぐうと、過去の彼はダンスフロアへ自信に満ちた笑顔で戻っていくのだ。リル・ナズ・X自身がMVの監督として名を連ねるだけでなく、実の父親も出演しているところにも注目だ。 
 
 「モンテロ」をリリースした際、14歳の自分に宛てたゲイであることを世の中にカミング・アウトした理由を説明した手紙をSNSで公開して話題となったリル・ナズ・Xだが、新曲は、まさにその手紙同様、過去の自分に捧げた内容となっている。 

 ◎リリース情報
配信シングル「サン・ゴーズ・ダウン 」
2021/5/21 RELEASE
https://SonyMusicJapan.lnk.to/SUNGOESDOWN 

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