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<インタビュー>みのミュージック×GEN(04 Limited Sazabys)×ピエール中野(凛として時雨)夏フェスについて語るコラボ対談 presented by ジャックダニエル



<インタビュー>みのミュージック×GEN(04 Limited Sazabys)×ピエール中野(凛として時雨)夏フェスについて語るコラボ対談 presented by ジャックダニエル

 今年も夏フェスシーズンがやってきた。ジャックダニエルのコンセプトにもなった「周りや誰かを気にするのではなく、自分らしく今この瞬間を愉しもう」というメッセージをテーマに、お酒と音楽を愛するみの(みのミュージック)×GEN(04 Limited Sazabys)×ピエール中野(凛として時雨)のお三方に野外ロックフェスについて飲みながら語ってもらった。

 音楽好きなら誰でも一読の価値あり。真夏に一緒に楽しく飲んでいる気持ちにもなれるスペシャル対談インタビュー、ジャックダニエルを片手にぜひご覧あれ。

参加メンバー
みの(みのミュージック / ミノタウロス)
GEN(04 Limited Sazabys)
ピエール中野(凛として時雨)

ロケーション
リトルテキサス LITTLE TEXAS BAR N' GRILL

Interviewer:平賀哲雄|Photo:きるけ。

ジャックダニエル=ロックスターのイメージ。音楽との親和性が高いウイスキー

--まずは乾杯からいきましょうか!

全員:かんぱーい!

みの:GENさんは、はじめましてですね。

GEN:はじめまして!

みの:ピエールさんは『激ロック』のDJパーティーみたいなイベントでお会いして。

ピエール中野:楽屋入ったらいらっしゃったからご挨拶させて頂いて。でも、そんなにガッツリ話したわけじゃないから、ほぼ初対面みたいな感じ。

みの:そうなんですよ。だから、今回はほぼ初対面の会。こういうときにジャックがあると有難いですよね(笑)。

<インタビュー>みのミュージック×GEN(04 Limited Sazabys)×ピエール中野(凛として時雨)夏フェスについて語るコラボ対談 presented by ジャックダニエル

▲左から:GEN/ピエール中野/みの

--ジャックダニエルにはどんな印象を持たれていますか?

ピエール中野:自分はX JAPANが大好きなんで、PATAさんが愛飲していたイメージが強いんですよ。ロックスターのイメージ。音楽との親和性が高いウイスキーですよね。

GEN:ウイスキーと言えば、最初にジャックのロゴが浮かんでくる。いちばんオールドスクールなイメージ。まわりの仲の良いラウド系バンドの奴らがステージによく持ち込んでいるので、袖で観ていたら流れ弾を喰らうように渡されて自分も飲んでいたり(笑)。

--音楽ジャンルによってジャックダニエルの浸透度って違うんですかね?

みの:やっぱりロックのイメージですよね。音の歪みの量と相関があるかもしれないですね(笑)。

ピエール中野:そういう意味では、豪快なイメージがあるかもしれない。豪快に飲んでいい、気持ち良いウイスキーというか。

みの:僕、このあいだ、LAでレミー(モーターヘッドのレミー・キルミスター)がめっちゃ通っていたバー、レインボーに行く機会があって。そこはやっぱりジャック推しなんですよね。そこでレミーが愛飲していたジャックコークを飲むことができて、夢のような一杯でした。時空を超えてレミーと乾杯したような気持ちになって、思い出の一杯になりましたね。

ピエール中野:ロックの歴史と共にある感じがしますよね。

GEN:ジャックっていう名前もギタリストっぽいし。

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▲GEN


(GENセレクト「夏にジャックダニエルと聴きたいプレイリスト」はコチラ)

--ザ・ホワイト・ストライプスのジャック・ホワイトだったり、ダイアー・ストレイツのジャック・ソンニだったり、ジャックという名のギタリストも多いですからね。

GEN:めっちゃシブいギターリフ弾きそうなイメージ。

--そんなジャックダニエルを飲みながら音楽談議に花を咲かせていきたいのですが、みのさんはGENさんやピエールさんに音楽性も含めどんな印象を持たれていますか?

みの:GENさんに関しては、自分と近い世代でパンクス的なアティチュードを今もやっているイメージ。あと、友達が「今、あそこで呑んでて、フォーリミのGENさんもいるんだけど」と誘ってくれるんだけど、タイミングが合わず今日まで会えなかった(笑)。なので、きっとお互い近い界隈では生息しているんですよね。で、ピエールさんに関しては、凛として時雨が出てきたとき、自分は高校生ぐらいだったと思うんですけど、初めて「Telecastic fake show」を聴いたときに「このサウンド、ヤバい!」って衝撃を受けまして。先日公開した動画で僕もギターリフを弾かせてもらって。あとは、昔仲良かった後輩がピエールさんのお弟子さんだったり、そういう間接的な接点はあったんですよ。

ピエール中野:直接こうやってゆっくり話すのは初めてだけど、共通の知り合いとかは多そうですよね。

--では、逆に、GENさんやピエールさんはみのさん、或いはみのミュージックに対してどんな印象を持たれていたんでしょう?

GEN:正直、音楽評論家みたいな人たちのことは、そんなに詳しくないんですよ。そんな自分でも知っているから「めちゃくちゃ有名なんじゃない?」と思っていました。CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUINの回のみのミュージックを観て、俺もCHO CO PA CO CHO CO QUIN QUINのことがめちゃくちゃ気になっていたから「もうこの人に取り上げられてるんだ!キテんな!」と思ったことを憶えてます!

みの:ひとつのバロメーターみたいな。

GEN:そう! そういう音楽メディアのイメージ。

ピエール中野:そうだね! 音楽評論の領域でそこまでいけた人ってたぶんいないと思うんで、そうなれているのは凄いなと。ただ、僕もみのミュージックのことは観ていて知っていたんですけど、昔のほうが「言いたいことすげぇ言うな」と思っていたんですよ。個人の感想だけど、包み隠さず言っちゃうイメージ。だから「怖い人なのかな」と思っていて(笑)。でも、実際に会ってみたら物腰も柔らかかったし、大森靖子と対談してくれたときもめちゃくちゃ良くしてくれていて「本当にありがとうございます!」って思いました。

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▲左から:GEN/ピエール中野/みの

--今回、GENさん、ピエールさんがラブシャ(【SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2024】)に出演するということもあって、フェスをテーマに語って頂きたいと思っているんですけど……

ピエール中野:いちばん得意な話題じゃない? フォーリミはフェスでの場数がいちばん多いでしょ?

GEN:『ダ・ヴィンチ』調べだといちばん多いです! Creepy Nutsの記事が載ってて「2位だ!」と言ってて、そのランキング見たら俺らが1位だったんですよ! なので、日本のフェスはわりと網羅していると思います。

ピエール中野:しかも自分で主催もしているし。

GEN:そうですね。僕がバンドで食えるようになったのは2015年なんですよ。バイトを辞めたのがその年なので。その辺で僕らがフェスに呼ばれ始めて、いちばん小さいステージから大きいステージになっていって、そこから毎年出られるようにファンを獲得していって。で、その時期ってフェス自体がどんどん増えて盛り上がっていたと思うんですよ。その流れに僕らは乗っかれたというか、別にメディアとかに露出しているわけじゃないけど、フェスの盛り上がりに乗じて僕らもバンドで食っていけるようになった。だから、すごく有難いなと思う一方で、似たようなメンツのフェスが日本中でやっていると飽和状態になっていくじゃないですか。

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  1. 「みのくん! そんなんじゃ! ロックは玉座に返さないよ!」
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「みのくん! そんなんじゃ! ロックは玉座に返さないよ!」

--フェスがブームになったことで生まれた弊害ですよね。

GEN:あと、僕はこうやってお酒を飲みながら、音楽に自然と身を委ねて踊るのが好きなんですけど、オーディエンスのみんなはフェスで同じ動きをするんですよね。なんか広がってサビでうわぁーと集まったりとか。そもそもロックってマイノリティを肯定していいものだと思うのに、なんでみんな同じ動きをするんだろうなって。フェス文化が広がって近くなり過ぎた分、それはそれでどうなんだろうなと思ったりします。昔、僕がライブハウスに行っていたときは、鋲ジャンの人がいて、カツアゲされるかと思ってお金を靴の中に隠したり……

一同:(笑)

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▲左から:GEN/ピエール中野/みの

GEN:暴れてちょっとケガとかしてもしょうがないぐらいの気持ちだったんですけど、今はすごく正しさを求められたりもするから「そんなことも気にしなきゃいけないんだ?」と思うことが多いですね。なので、フェスが盛り上がっていくことに僕らは恩恵を受けているんですけど、そうやってフェスの入口が増えれば増えるほど不自由になっていく印象も受けます。

ピエール中野:日頃からちゃんとそういうことを発信してるよね。

GEN:ノリ方みたいなことに関しては言ってますね。「サークルみたいなノリはめちゃくちゃダサい」とか(笑)。

ピエール中野:言ってるよね!「すげぇな」と思いながらいつも見てる。

みの:本来、結構触れづらいところだもんね。

ピエール中野:でも、GENくんだから言える。貫いてるからさ、ずっと。

GEN:自分の好き嫌いは言っていいかなと思っているんですよ。「これをやめろ!」とか「これをしろ!」とかは言ったことないんですけど、「これはダサいと思ってる」とかは言っちゃう(笑)。好みの話なんで。

みの:お客さんが100人いたとしたら、鋲ジャンは何人が理想なんですか?

GEN:いや、鋲ジャンはゼロでもいいんですけど(笑)。

みの:鋲ジャン比率が上がっていくと、同じ動きをする人たちとのバランスが取れるかなと思って(笑)。

GEN:あ、でも、鋲ジャンの人だらけみたいなライブへ行ったときに「おまえ、これ観に来たのか。分かってんな」みたいな顔をされるのは、結構好きです(笑)。

ピエール中野:それはあるよね。

GEN:なので、総括すると……僕らがいちばん最初に撃ち抜かれて音楽を好きになったときよりは、フェスもライブハウスも行きやすくなったんだろうけど、そうなったらなったで、おじさんとしてはちょっと寂しく感じる部分が増えたなっていう。

--「もっと自由に楽しんでほしいのに」っていう?

GEN:ルールとかについてお客さん同士で論争になっているところを見ると、そう思いますね。

ピエール中野:分かる。「自分の身は自分で守れ」的なところもあったり、「とは言え、それは……」みたいな意見もあったり。終わらないよね、この手の論争は。でも、それこそラブシャはだいぶ理想に近いフェスだと思いますよ。

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▲ピエール中野


(ピエール中野セレクト「夏にジャックダニエルと聴きたいプレイリスト」はコチラ)

GEN:僕もそう思います。ラブシャはバランスが良い。

ピエール中野:ロケーションや入場者数もちょうど良くない? めちゃめちゃ観やすいし、導線もしっかりしているし。それは最初から思っていたんですけど、年々ちゃんとアップデートしていくじゃないですか。それは見事だよね。あと、ラインナップに偏りがないんですよ。ラブシャだけちゃんと異質なメンツが集まってくる。スペースシャワーだからこそ実現できているフェスなんでしょうね。ラブシャはもっと評価されていいフェスだと思いますね。あれは見事。

GEN:いわゆるマスっぽいところもありつつ、ちゃんとドープな音楽的なバンドもいて。今、主宰の方が変わったんですけど、前任が石田さんという方で。あの人が昔【anoyo】という伝説的なレイヴのフェスをやっていたんですよ。その人がちゃんと商業のことも考えつつ、音楽的な力を感じてやっていたフェスがラブシャなんですよね。その成り立ち方からしてラブシャは信用できるなって。ちなみに、初めて【RISING SUN ROCK FESTIVAL】に出たときに、深夜に石野卓球さんの音が聴こえてきて観に行ったら、その石田さんが爆踊りしてたんですよ!

一同:(笑)

GEN:そこで「この人は信用できる!」と思って(笑)。自分のバンドが上向きになったときに、寄ってくる音楽人のこと全員ちょっと斜めに見ていたんですけど、石田さんに関しては「めちゃくちゃ音楽好きじゃん!こういう人がやってるんだな」と思って一気に好きになったことを憶えてます。

--みのさんはフェス文化に対してどんな印象を持たれていますか?

みの:僕は20代のほとんどをアメリカで過ごしちゃったんで、日本のフェス文化にはあんまり触れてきていなくて、弊社が昔やっていたYouTubeフェス【U-FES.】というよく分かんないやつしか経験がなくて。

ピエール中野:よく分かんないフェス(笑)?

みの:最後にヒカキンさんが出てきて……

GEN:ヘッドライナーがヒカキンさん!?

ピエール中野:え、めちゃめちゃ凄いじゃん! 豪華すぎる!

みの:それはそれで楽しかったんですけど、僕はギターウルフのセイジさんが島根で主催されている【シマネジェットフェス】に一度だけ出させて頂いて。そのときに台風が直撃しちゃったんですよ。で、僕の出番が最初は30分のステージの予定だったんですけど、急に5分になっちゃって。ピキーンと来るじゃないですか。楽屋も運動会の白いテントみたいなやつだったから、雨風しのげなくてびしょ濡れだったし。そんな状態でライブに向かったんですけど、錚々たるミュージシャンの方々が集まっていたから緊張もしていて。しかも、そのちょっと前に新宿ロフトでやった前夜祭で僕はセイジさんに怒られてるんですよ。その当時、僕が「ロックを玉座に返す」というフレーズにハマっていたんですけど、セイジさんから「みのくん! そんなんじゃ! ロックは玉座に返さないよ!」って言われて。

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▲みの


(みのセレクト「夏にジャックダニエルと聴きたいプレイリスト」はコチラ)

ピエール中野:優しいな!

みの:めちゃくちゃ大好きな先輩なんですけど、そんなこともあった中で本番当日に「5分しか出番がない」と言われ。で、僕の前がPOLYSICSさんで、僕の後が大森靖子さん。「キツいな、これ」と思って(笑)。

GEN:どっちも強い(笑)。

みの:僕からしたら挽回のチャンスだったのに、そんな状況になってしまったからムカついちゃって。今までやったことなかったんですけど、人生で初めてギターを叩きつけちゃったんですよ。

GEN:すげぇ!

ピエール中野:極悪だな(笑)。

みの:それで、ステージから袖に降りたら、セイジさん筆頭に全身ルイスレザー系の人たちがダァーっと集まってきて。セイジさんから「みのくん! やれば出来るじゃん!」って(笑)。

GEN:正解だったんだ!

みの:なので、僕はいまだにセイジさんのロックンロールを掴めてないんですけど(笑)。

ピエール中野:でも、迸る衝動をステージで表現することが正解だったんでしょうね。それぐらいの熱量を求めていた。

みの:その正解を台風の中でなんとか見つけることができました。すみません、全然、フェス文化についての話じゃなくて(笑)。

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みんなと違ってもいいと肯定してくれるもの、それがロック

--いや、フェスらしいエピソードをありがとうございます! ちなみに、今年のラブシャにジャックダニエルのブースが出るんですが、それも踏まえてどんな風に音楽とジャックダニエルを楽しんでほしいか。或いは自分ならどう楽しむか。聞かせてもらえますか?

<インタビュー>みのミュージック×GEN(04 Limited Sazabys)×ピエール中野(凛として時雨)夏フェスについて語るコラボ対談 presented by ジャックダニエル

GEN:やっぱり「こうしなきゃいけない」とか思わずに自由に踊ればいいと思うんですよ。同じ歳の友達がいるんですけど、そいつの踊り方ってめちゃくちゃヘンなんです。でも、僕はそいつの踊り方が大好きなんですよ! 拍の取り方も自由律だから「あ、あいつ、あそこにいるわ」って分かるぐらい(笑)。それが音楽本来の楽しみ方だと思っていて。子供ってそうじゃないですか。ファミリースペースみたいなところを見ると、子供はAメロとかサビとか関係なく自由にノっている。でも、大人はフェスの中で確立された「こういう踊り方」みたいなものに縛られていて。僕、サークルの真ん中で仕切ってる奴とか大嫌いなんですよ(笑)。

ピエール中野:分かる(笑)。

GEN:「おまえの曲じゃないぞ!」って思うんです(笑)。なので、流れてくる音に対して、お酒を呑みながら自由に踊る。これが正しいフェスの楽しみ方、音楽の聴き方だと思うんで、みんなと同じ動きをしなくてもいいんです。みんなと違ってもいいと肯定してくれるもの、それがロックだと僕は思っているので、恥を捨てて自由に楽しんでくれたらなって。

ピエール中野:恥や自制を取っ払ってくれるからね。「みんなと違ってもいいのかな?」と考えちゃうような気持ちを柔らかくしてくれる。ちなみに、お酒と音楽の快楽を感じる脳領域って同じらしいんですよ。

みの:それ、何かで読みました!

GEN:へぇー! そもそも相性が良いんですね!

ピエール中野:組み合わせとしてバッチリなのよ。お酒も音楽も気持ちをふわっとさせてくれるものだから、そのふたつが合わさると掛け算ですげぇ楽しくなるんだよね。

--それがフェスの最高の楽しみ方ですよね。

みの:ノリの話で言うと、お祭りのノリ方ってあるじゃないですか。盆踊りの櫓を中心に円になって踊ってる感じがめっちゃ好きで。なんで好きかと言うと、みんな正面を向いて列になっているから、結構個人的な空間なんですよ。まわりを見てどうするとかじゃない。

GEN:たしかに! ステージを見てないですもんね。なんとなくステージにパワーを送っている集団トリップみたいな(笑)。

みの:結果的にみんな似たような動きにはなるんだけど、同調圧力みたいなものを全然感じないから好きなんですよね。だから、フェスももっとお祭りみたいになればいいのになって。

ピエール中野:あれは円の中に入るのも出るのも自由だしね。

GEN:一体感も気持ち良いと思うんですけど、音楽は強烈に個で感じてほしいなと思っちゃうんですよね。

--みんなそれぞれスタンドアローンで自由に楽しんだ結果、とんでもないチームワークというか一体感が生まれていた。そういう光景を見れたら最高ですよね。

GEN:それがいちばん良いですね!

ピエール中野:結果的にそうなるのがいちばん気持ち良いよね。

みの:たしかに。盆踊りもそういうものかもしれないし。

<インタビュー>みのミュージック×GEN(04 Limited Sazabys)×ピエール中野(凛として時雨)夏フェスについて語るコラボ対談 presented by ジャックダニエル

▲左から:GEN/みの/ピエール中野

--そんなフェスに対する想いを語って頂いたところで、今年のラブシャに向けての意気込みを聞かせてもらってもいいですか?

GEN:なんだかんだ毎年呼んでもらっているんですけど、僕らのバンドは合宿でよくラブシャの開催地でもある山中湖に行っていて。だから、山中湖で創った曲を山中湖で鳴らしたときに……地産地消みたいな(笑)。「ここで生んだよな、この曲。ここで鳴らすべくして鳴らしてんな」と思うんですよね。あと、あそこは山と湖が近いんで、湿度が高いんです。いろんなフェスで歌っていると砂埃が凄かったり、暑すぎて喉がカラカラになることもあるんですけど、ラブシャは湿度が高くて空気もおいしいから歌いやすいんですよ。音楽は空気の振動なので、やっぱり良い空気で聴く音楽は気持ち良いはずなんですよね。なので、今年もそんな最高のシチュエーションで、最高に気持ち良いライブが出来たらなと。去年のラブシャは大雨で、雨の日のサッカーの決勝戦みたいなドラマティックなライブになったので、あれを超えるもっと熱いライブが出来たらなと思います。

ピエール中野:ラブシャで矢沢永吉さんが雨を止ませた話、知ってます? 矢沢さんが「雨よ、もっと降れ」みたいな曲を歌っていたら土砂降りになって。でも「ごめんね、こんなに降らせて。あ、今、止むから」って言ったら本当に止んだの! ロックスターすぎるでしょ! それも野外フェスの醍醐味ですよね。

--では、今年のラブシャはピエールさんが雨を止ませる?

ピエール中野:出番が夜だから雨止ませても映えない(笑)。クロージングDJなんで。でも、クロージングDJって帰り際の余韻を楽しみたかったり、まだ遊び足りない人たちを迎える場所なので、そこの役割は全うしたいですね。余韻を増幅させて「ラブシャ来てよかった!」と思ってもらえるようなセレクト、盛り上げ方でひたすら楽しませたいと思います。

GEN:余韻って大事ですもんね。あと、ラブシャってバックヤードに炉端焼きのコーナーがあるんですけど、あそこの長く飲める感じが好きなんです。今年はジャックのブースも出るそうなんで、ライブのあとはそこで飲んだくれたいと思います(笑)。

ピエール中野:ジャックって意外とどんな割りモノにも合うんだよね。だから、長く飲むのに向いていると思う。僕はジャックモヒートにハマっていて、ラムの代わりにジャックを入れるんだけど、めちゃくちゃうまいのよ。ぜひ試してみてほしい!

GEN:僕も夏に飲むモヒートが大好きなんで、試してみます!

みの:僕も今年のラブシャは遊びに行くので、もし現地で会えたら一緒に飲みたいですね。さっきの脳領域の話じゃないですけど、お酒と音楽の気持ち良さを同時に味わいたいと思います。

--では、最後に、ジャックダニエルの聖地巡礼もしたみのさんにこんな質問をさせて下さい。みのさんにとってのジャックダニエルとは?

みの:いきなり『情熱大陸』の最後みたいな(笑)。では、しっかり締めたいと思います。……ジャックを飲みながらロックを聴くと、今でも原体験的な感動を味わえます。それもあって、ずっとそばにあるお酒なんですよね。家に常備しているお酒ってあんまりないんですけど、本当に唯一ジャックだけは常に置いてあるんですよ。なので、これからもずっとロックと共にジャックダニエルを飲み続けていきたいなと思います。

<インタビュー>みのミュージック×GEN(04 Limited Sazabys)×ピエール中野(凛として時雨)夏フェスについて語るコラボ対談 presented by ジャックダニエル

Interviewer:平賀哲雄|Photo:きるけ。

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Squall
04 Limited Sazabys「Squall」

2017/08/30

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DIE meets HARD
凛として時雨「DIE meets HARD」

2017/08/23

[CD]

¥1,760(税込)

AKG TRIBUTE
(V.A.) yonige 04 Limited Sazabys じん amazarashi Creepy Nuts シナリオアート LILI LIMIT「AKG TRIBUTE」

2017/03/29

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¥3,204(税込)

eureka
04 Limited Sazabys「eureka」

2016/09/14

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eureka
04 Limited Sazabys「eureka」

2016/09/14

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AIM
04 Limited Sazabys「AIM」

2016/06/01

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AIM
04 Limited Sazabys「AIM」

2016/06/01

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MOMENT
04 Limited Sazabys「MOMENT」

2016/03/23

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TOY
04 Limited Sazabys「TOY」

2015/10/28

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TOY
04 Limited Sazabys「TOY」

2015/10/28

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es or s
凛として時雨「es or s」

2015/09/02

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es or s
凛として時雨「es or s」

2015/09/02

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CAVU
04 Limited Sazabys「CAVU」

2015/04/01

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Best of Tornado
凛として時雨「Best of Tornado」

2015/01/14

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凛として時雨「Best of Tornado」

2015/01/14

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凛として時雨「Best of Tornado」

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YON
04 Limited Sazabys「YON」

2014/09/03

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YON
04 Limited Sazabys「YON」

2014/09/03

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monolith
04 Limited Sazabys「monolith」

2014/02/12

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04 Limited Sazabys「sonor」

2013/05/15

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Marking all!!!
04 Limited Sazabys「Marking all!!!」

2010/08/24

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Marking all!!!
04 Limited Sazabys「Marking all!!!」

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Marking all!!!
04 Limited Sazabys「Marking all!!!」

2010/08/24

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just A moment
凛として時雨「just A moment」

2009/05/13

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