2010/05/14 00:00
アメリカ・ミネアポリス出身のジャズ・シンガーJOSE JAMESは、このほどブリュッセルにあるギャラクシー・スタジオで“神童”と呼ばれるベルギーのジャズ・ピアニストJEF NEVEと共にセッションを行い、ジャズ界のアイコン的存在VERVE RECORDS傘下の名門レーベルから新たなアルバム『FOR ALL WE KNOW』をリリースすることになった。
当初はそのような目的もないまま、ただ単にNEVEとスタジオで1日を過ごすつもりでブリュッセルを訪れたJAMESだったが、このジャズ界の若き名手たちは顔を合わせるなり衝動のおもむくまま、“お気に入りのスタンダード曲”を次から次へとテープに録音。9フィートのSTEIWAY製コンサート用グランド・ピアノとNUEMANN社のマイクロフォン1本を倉庫サイズのスタジオ一室の中央に置き、2人は6時間のあいだにわずか10テイクで計10曲の作品を完成させたのだという。
ポップスとジャズのスタンダート曲を織り交ぜたこの新作には、JAMESの官能的なバリトン・ヴォイスをフィーチャーしたBILLY STRAYHORNの「LUSH LIFE」、そしてGEORGE & IRA GERSHWINの「EMBRACEABLE YOU」などのカバーも含まれている。そしてJAMESにとってはアメリカでの初の公式アルバムとなる本作は、ジャズ界の重鎮VERVE MUSIC GROUP傘下の名門レーベルIMPULSE LABELが2004年以降初めてリリースするアルバムという重責も担うこととなった。また今作の発売を前に、JAMESが昨年イギリスでリリースしたアルバム『BLACKMAGIC』も、最近アメリカでデジタル・リリースされている。このアルバムは、イギリスではDJのGILLES PETERSONが所有するレーベルBROWNSWOOD RECORDINGSからリリースされ、ロサンゼルスの“ビート・メイカー”FLYING LOTUSとのコラボをフィーチャーして高い評価を獲得していた。
VERVEでは、今回のJAMESの新作『FOR ALL WE KNOW』を2010年後半に企画しているIMPULSE LABELの誕生50周年記念の主力作品と位置付け、JAMESがヒップホップ世代と往年のジャズ・ファンのあいだの橋渡し役となってくれることを期待しているそうだ。
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